2009年12月24日

東京メトロ丸ノ内線2009年12月11日改正ダイヤを分析する!!

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 夜勤のクリスマスイブは、特段ネタも無いわけでしてね・・・

 こういう時こそダイヤ改正の分析でもしておきましょう!!

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 東京メトロ丸ノ内線2009年12月11日改正ダイヤですが、公式プレスにあるとおり新宿駅~中野坂上駅・荻窪駅間の増発による、混雑緩和と利便性の向上が主たる内容になっています。

 以下、時間帯別に具体的な時刻変更を追ってみます!!

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 <朝ラッシュ時>

 変更点

 ・池袋駅発新宿駅行きを荻窪駅まで延長(7時台:1往復)
 ・池袋駅発新宿駅行きを中野富士見町駅まで延長(7~9時台:2.5往復)

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 ◆池袋発時刻の変更状況(中野坂上7~9時台相当)

  6時台前半(変化なし)

 旧 23 28
 新 22 26

  6時台後半(本数+1本)

 旧 34 39 45 49 52 56
 新 31 36 40 45 49 52 56

  7時台前半(新宿行-1本、富士見町行+1本)

 旧 00 03 07 10 13 16 新19 21 富23 25 新28
 新 00 03 07 10 富12 14 17 富20 23 新25 27

  7時台後半(富士見町行+1本)

 旧 30 富32 34 新36 38 富41 43 新45 47 富49 51 53 55 新57 58
 新 富30 32 34 新36 38 富41 43 新45 47 富49 51 新53 55 富56 58

  8時台前半(富士見町行-1本)

 旧 富00 02 新04 06 富08 09 新11 13 富15 17 新19 20 富22 24 26 新28
 新 新00 02 04 富06 08 新10 12 14 富16 18 新19 21 富23 25 27 新29

  8時台後半(変化なし)

 旧 30 32 新34 36 富38 40 新42 44 富46 48 新50 52 富54 56 富59
 新 31 33 富35 37 新38 40 富42 44 富46 48 新50 52 富54 56 新59

  9時台前半(新宿行-1本、富士見町行+1本)

 旧 01 新03 06 08 新11 14 17
 新 01 03 富05 08 新11 14 17

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 以上の通り、確かに荻窪行が1本増えて、中野富士見町行が2本増えています。

 時間帯はピークを外した前後という感じで、荻窪行の増発については、この時刻表を見る限りは6時台の増発・運転間隔是正の効果といったニュアンスに思えます。

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 <夕ラッシュ時>

 変更点

 ・新宿駅~荻窪駅間で新宿折り返しを延長運転し増発(16~23時台:荻窪方面10本)
 ・上記により新宿駅発の荻窪駅方面行き列車の運転間隔を短縮(17~18時台)

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 ◆池袋発時刻の変更状況(新宿16~23時台相当)

 15時台後半(新宿行2本を荻窪行に変更)

 旧 31 新34 37 新40 43 新46 49 新52 55 新58
 新 31 新34 37 40 新43 46 49 新52 55 58

 16時台前半(新宿行スジ変更)

 旧 01 新04 07 新10 13 16 19 22 新25 28
 新 新01 04 07 新10 13 16 新19 22 25 28 

 16時台後半(新宿行1本を荻窪行に変更)

 旧 新31 34 新37 39 42 44 新47 49 新52 54 新56 59
 新 新31 34 36 新39 41 43 新46 48 51 新53 56 58

 17時台前半(新宿行1本、富士見町行1本を荻窪行に変更)

 旧 新01 03 新05 08 新10 12 富14 17 新19 21 新23 26 新28
 新 新01 03 05 新08 10 12 新15 17 20 新22 25 27 新29  

 17時台後半(2本削減、新宿行1本を荻窪行に変更)

 旧 30 新32 35 新37 39 41 新44 46 新48 50 53 新55 57 59
 新 32 34 新37 39 41 新44 46 49 新51 54 56 新58

 18時台前半(1本削減、新宿行1本、富士見町行1本を荻窪行に変更)

 旧 新02 04 新06 08 新11 13 新15 17 20 新22 24 富26 29
 新 01 03 新06 08 10 新13 15 18 新20 23 25 新27

 18時台後半(1本増発、新宿行1本を荻窪行に変更、荻窪行1本を富士見町行に変更)

 旧 新31 33 新35 38 40 新43 45 新48 50 53 56 新58
 新 30 32 新35 37 39 新42 44 47 新49 52 54 新56 富59 

 19時台前半(1本削減、新宿行1本、富士見町行1本を荻窪行に変更)

 旧 01 03 09 新11 13 新18 20 富23 25 新27 29
 新 01 04 08 新11 13 16 20 新23 25 28

 19時台後半(1本増発、新宿行1本を富士見町行に変更)

 旧 34 36 38 新41 43 48 富50 53 56
 新 32 35 富37 40 44 47 50 54 57 富59

 20時台(荻窪行1本を富士見町行に変更)

 旧 00 04 富07 09 13 17 21 富24 28 32 富35 38 41 47 52 58
 新 02 富06 09 12 15 20 富24 28 32 富36 38 42 富45 48 52 56 

 21時台(1本増発)

 旧 富03 07 12 17 22 27 31 37 富41 44 49 富55 59
 新 00 富04 08 13 17 22 27 31 37 41 46 富50 55 富59

 22時台(変化なし)

 旧 04 富09 14 19
 新 04 富09 14 19

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 以上の通り、各時間帯の行先変更、運転間隔の見直し、列車増発・削減をトータルして捉えると、ソースどおりになるようです。

 池袋基準で見ると17時台の本数削減、21時台の本数増発が行われるなど、行先の見直しと合わせて輸送力の見直しも図った印象を受けます。おそらく時間帯ごとの混雑率の適正化を図ったものと思います。

 行先の変更については、新宿行のパターン化が図られた印象が強く、具体的には夕ラッシュ時に多く発生していた新宿行:荻窪行が1:1の時間帯が無くなり、概ね1:2となりました。その結果が荻窪行10本増加という事になるのかと思います。

 時刻表を比較して見ても、新ダイヤのほうが分かりやすくなっており、朝ラッシュ時同様に利便性は向上するものと思います。

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 今回の分析はこんなところで!!