東京メトロ丸ノ内線2009年12月11日改正ダイヤを分析する!!
夜勤のクリスマスイブは、特段ネタも無いわけでしてね・・・
こういう時こそダイヤ改正の分析でもしておきましょう!!
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東京メトロ丸ノ内線2009年12月11日改正ダイヤですが、公式プレスにあるとおり新宿駅~中野坂上駅・荻窪駅間の増発による、混雑緩和と利便性の向上が主たる内容になっています。
以下、時間帯別に具体的な時刻変更を追ってみます!!
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<朝ラッシュ時>
変更点
・池袋駅発新宿駅行きを荻窪駅まで延長(7時台:1往復)
・池袋駅発新宿駅行きを中野富士見町駅まで延長(7~9時台:2.5往復)
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◆池袋発時刻の変更状況(中野坂上7~9時台相当)
6時台前半(変化なし)
旧 23 28
新 22 26
6時台後半(本数+1本)
旧 34 39 45 49 52 56
新 31 36 40 45 49 52 56
7時台前半(新宿行-1本、富士見町行+1本)
旧 00 03 07 10 13 16 新19 21 富23 25 新28
新 00 03 07 10 富12 14 17 富20 23 新25 27
7時台後半(富士見町行+1本)
旧 30 富32 34 新36 38 富41 43 新45 47 富49 51 53 55 新57 58
新 富30 32 34 新36 38 富41 43 新45 47 富49 51 新53 55 富56 58
8時台前半(富士見町行-1本)
旧 富00 02 新04 06 富08 09 新11 13 富15 17 新19 20 富22 24 26 新28
新 新00 02 04 富06 08 新10 12 14 富16 18 新19 21 富23 25 27 新29
8時台後半(変化なし)
旧 30 32 新34 36 富38 40 新42 44 富46 48 新50 52 富54 56 富59
新 31 33 富35 37 新38 40 富42 44 富46 48 新50 52 富54 56 新59
9時台前半(新宿行-1本、富士見町行+1本)
旧 01 新03 06 08 新11 14 17
新 01 03 富05 08 新11 14 17
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以上の通り、確かに荻窪行が1本増えて、中野富士見町行が2本増えています。
時間帯はピークを外した前後という感じで、荻窪行の増発については、この時刻表を見る限りは6時台の増発・運転間隔是正の効果といったニュアンスに思えます。
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<夕ラッシュ時>
変更点
・新宿駅~荻窪駅間で新宿折り返しを延長運転し増発(16~23時台:荻窪方面10本)
・上記により新宿駅発の荻窪駅方面行き列車の運転間隔を短縮(17~18時台)
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◆池袋発時刻の変更状況(新宿16~23時台相当)
15時台後半(新宿行2本を荻窪行に変更)
旧 31 新34 37 新40 43 新46 49 新52 55 新58
新 31 新34 37 40 新43 46 49 新52 55 58
16時台前半(新宿行スジ変更)
旧 01 新04 07 新10 13 16 19 22 新25 28
新 新01 04 07 新10 13 16 新19 22 25 28
16時台後半(新宿行1本を荻窪行に変更)
旧 新31 34 新37 39 42 44 新47 49 新52 54 新56 59
新 新31 34 36 新39 41 43 新46 48 51 新53 56 58
17時台前半(新宿行1本、富士見町行1本を荻窪行に変更)
旧 新01 03 新05 08 新10 12 富14 17 新19 21 新23 26 新28
新 新01 03 05 新08 10 12 新15 17 20 新22 25 27 新29
17時台後半(2本削減、新宿行1本を荻窪行に変更)
旧 30 新32 35 新37 39 41 新44 46 新48 50 53 新55 57 59
新 32 34 新37 39 41 新44 46 49 新51 54 56 新58
18時台前半(1本削減、新宿行1本、富士見町行1本を荻窪行に変更)
旧 新02 04 新06 08 新11 13 新15 17 20 新22 24 富26 29
新 01 03 新06 08 10 新13 15 18 新20 23 25 新27
18時台後半(1本増発、新宿行1本を荻窪行に変更、荻窪行1本を富士見町行に変更)
旧 新31 33 新35 38 40 新43 45 新48 50 53 56 新58
新 30 32 新35 37 39 新42 44 47 新49 52 54 新56 富59
19時台前半(1本削減、新宿行1本、富士見町行1本を荻窪行に変更)
旧 01 03 09 新11 13 新18 20 富23 25 新27 29
新 01 04 08 新11 13 16 20 新23 25 28
19時台後半(1本増発、新宿行1本を富士見町行に変更)
旧 34 36 38 新41 43 48 富50 53 56
新 32 35 富37 40 44 47 50 54 57 富59
20時台(荻窪行1本を富士見町行に変更)
旧 00 04 富07 09 13 17 21 富24 28 32 富35 38 41 47 52 58
新 02 富06 09 12 15 20 富24 28 32 富36 38 42 富45 48 52 56
21時台(1本増発)
旧 富03 07 12 17 22 27 31 37 富41 44 49 富55 59
新 00 富04 08 13 17 22 27 31 37 41 46 富50 55 富59
22時台(変化なし)
旧 04 富09 14 19
新 04 富09 14 19
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以上の通り、各時間帯の行先変更、運転間隔の見直し、列車増発・削減をトータルして捉えると、ソースどおりになるようです。
池袋基準で見ると17時台の本数削減、21時台の本数増発が行われるなど、行先の見直しと合わせて輸送力の見直しも図った印象を受けます。おそらく時間帯ごとの混雑率の適正化を図ったものと思います。
行先の変更については、新宿行のパターン化が図られた印象が強く、具体的には夕ラッシュ時に多く発生していた新宿行:荻窪行が1:1の時間帯が無くなり、概ね1:2となりました。その結果が荻窪行10本増加という事になるのかと思います。
時刻表を比較して見ても、新ダイヤのほうが分かりやすくなっており、朝ラッシュ時同様に利便性は向上するものと思います。
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今回の分析はこんなところで!!