2009年12月19日

阪急京都線2010年3月14日改正ダイヤ分析(2) 日中時編

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 昨日に引き続き、来年3月14日の阪急京都線ダイヤ改正についてコメントしたいと思います!!

 その(2)として日中時です。

 日中時の改正点は、

  1)特急の最高速度向上に伴う、相川~東向日間の所要時間短縮
  2)梅田の発着番線の変更(準急と普通の交換)
  3)摂津市駅開業に伴う修正

 の3点に集約されるかと思います。

 簡単なパターンのようで、意外と制約がある日中時ダイヤでして、果たして摂津市追加停車が微調整レベルで出来るのかなぁ?

 それが改正点を見た時の最初の感想でした。

 まずは、現状ダイヤを見てみましょう!!

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図-1:現状ダイヤ

 普通の摂津市停車のバッファの観点で見てみます。

 京都方面上りについては相川特急待避から茨木市準急待避まで殆どバッファがありません。修正方法としては準急スジの繰り下げが出来そうですので、準急の梅田~高槻市間のスジ調整という形になりましょう。特急が所要時間短縮することから、あまり準急スジをずらすことが出来ず、結構ギリギリな感じではあります。

 大阪方面下りについては高槻市の出発時刻を早めれば対応出来そうですが、それよりも特急が所要時間短縮により、茨木市で特急待避をしている準急の桂~茨木市間のスジが結構ギリギリな感じです。仮に準急の特急待避箇所を茨木市から高槻市に変更すれば、普通のスジを上りと同様のパターンに変更することが可能です。

 上下で普通スジのパターンが異なっていたのは、以前10分サイクル化した際に京都線と千里線系統の運用の関係で高槻市18分折り返しをする必要が出てしまい、下り普通が高槻市の副本線を塞ぐことから準急が特急を待避できないという理由があった訳ですが、急行の準急化により淡路の停車時間の処理が変わり、高槻市の折り返しも9分になったことですし、変更も可能なのかな?と思っています。

 以上を踏まえて、簡単ではありますが摂津市停車想定パターンを作ってみました。

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図-2:改正想定ダイヤ

 特急の所要時間を上下とも43分(秒省略)とし、準急スジと普通スジの見直しを行っています。

 梅田の折り返し条件が変わりましたが、正直番線を変更しなくてもOKな形になってしまったので、正解ではないのかなぁというのが正直なところです。

 準急と普通の番線変更は発着の支障回避だと思っているので、少なからず梅田口において準急と普通のスジに変更があるのではないかと睨んでいるのですが・・・

 とりあえず、現時点では「現行ダイヤでは「発着の制約」で現行の番線使用となっているが、改正ダイヤではその制約が無くなったため、その他運用上の理由で番線変更した・・・なんていう強引な解釈をしておきましょうか(苦笑)。

 日中時についてはこんなもんで!!