2010年2月14日京成線工事調査(3) 成田空港駅編
2010年2月14日に京成線工事調査として成田空港駅の2月21日ホーム使用方法変更前の状況を確認しておきたくチェックしてきましたので、報告します!!
成田空港のホームを2倍の長さにし、上記切換で停止位置を京成上野方に移設することから、そこが京成本線の停止位置かな?と思いましたが、まわりの施設を見ると、そうではないのかもしれない判断材料が出てきてしまい、あれこれと悩んでしまったオイラです。
ということで、空港第2ビル駅同様、施設的な面から工事の関係とホームの使用状況等について考えてみたいと思います!!
以下、コメントです。
空港第2ビル方のホーム延伸部については、概ね完成状況にあるようですが、柱の仕上げがまだのようです。
おそらく既設部分と同様に化粧板が貼られることになろうかと思います。
その他、材料が仮置きされていることから、ちょこっとした作業は有るのでしょうね。
写真-2:空港第2ビル方ホーム延伸状況2(1番線側)
1番線側も同様の状況です。
なお、新設のホームに向かう線路の分岐位置がかなりホームに近い場所で、ややラップしているとも見れるような状況ですが、新設線路側の壁面を建築的仕上げするということはしないようです。
この分岐の位置ならば、21日の切換後も2番線側と比べると1番線側が約1両停止位置が頭端側に寄っており(そのため分岐位置が2番線停車列車に支障しないようです)、ホームをここまで構築しなくても良さそうに感じますが、あえて作るところに何かしらの意味がありそうです。
空港第2ビル駅の新設ホームの成田空港側でも感じましたが、将来的に複線化を視野に入れつつ、今回施工しておいたほうが良い部分は一気に施工しておくのではないかなぁと感じます。
写真-3:頭端部方ホーム延伸状況1(2番線側)
ホーム頭端部方の延伸状況も空港第2ビル方と似たような状況で、ほぼ完成状態にあります。
2月21日に列車停止位置を空港第2ビル方に変更し、頭端部方が工事エリアになる旨が切換案内に明示されていますが、状況を見ると、頭端部方の工事が遅れている訳ではなさそうです。
工事といってもホーム自体ではなく別の工事なのでしょうか?
気になる感じです・・・
写真-4:頭端部方ホーム延伸状況2(1番線側)
1番線側も同じ状況です。
やはり、切換の理由はコンコース階の改修等ホームとは別の理由なのかもしれませんね。
写真-5:ホーム中央付近にあった分離柵位置明示状況
ホーム使用方法変更の案内通りの位置に分離柵設置の明示がなされていました。
この明示の黄色いテープが空港第2ビル駅と同等のものだったので、柵の構造も同じかな?なんて単純な推測をしています。
成田空港の柵と同じ構造が空港第2ビル駅にも出来るんじゃないでしょうか。
2月21日の切換で空港第2ビル方に停車位置が変更になり、頭端部方は工事のため使用停止になります。
ところが現行のエレベータは、この使用停止側に位置しているため、切換日までに空港第2ビル方にて工事中のエレベータが使用開始される訳です。
そのエレベータの状況が写真-6でして、仮囲いで囲われているものの、ほぼ完成していると見て良さそうです。
ちなみにこのエレベータの出口位置は、コンコース階は頭端部方で、ホーム階は空港第2ビル駅方になっています。
最近こうしたフロア毎に反対側にドアを設けるケースが多いですが、成田空港駅の構造を考えると、適切な配置と言えましょう。
空港第2ビル駅と同様に新しいタイプの案内版が設置されています。
現在調整中ですが、設置タイミングから言って2月21日の切換までに稼動させそうな気がします。
ちなみに、例によって番線・行先欄はシールが貼られており暫定状態です。
残念ながら隠された表記は読み取れませんでした・・・
現在3箇所あるエスカレータ・階段等ホームへの移動設備のうち、最も改札に近い1箇所が2月21日の切換で使用停止になります。
ところがこの場所に、新型案内版が設置(調整中)されています。
おそらく改札を入って最初に目に入る位置という事で設置されたと思われますが、位置からして正式に施設を使用開始した際に、この改札口に最も近いエスカレータ・階段を使う系統の案内として機能させることを考慮していると感じます。
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ここで、冒頭書いた、今回の切換が京成本線系統の使用を踏まえた切換かどうかという事について考えてみたいと思います。
基本的にこうした切換は極力回数を減らすのが望ましい訳ですが、今回の切換は頭端部方の工事用スペースを確保する意味合いがあるため、京成本線系統が分離されたエリアのいずれを使うにしても、今回空港第2ビル方に切換える必要はあったものと思われます。
よって、京成本線系統の停車位置は確定できないのですが、この新型案内版の設置位置から、なんとなく改札に近い側が京成本線系統になるのではないかと感じました。
新設される個別ホームは成田スカイアクセス系統が使用するものと思われますが、手前が成田スカイアクセス系統だとすると、やや離れた複数位置の系統をこの案内版は誘導することになります。
それが分かりにくい気がするんですよね。
手前が京成本線系統、奥が成田スカイアクセス系統という分け方でまず案内しておき、奥に進ませてから、スカイライナーは新設ホーム、一般列車は既存ホームという案内のほうが自然かなぁと。
系統分離することを示す形跡がコンコースにないか確認したところ、なんと中間改札と思われる自動改札設置位置らしき明示がコンコース中央付近にあるのを発見してしまいました。
コンコース全体にある訳ではなく、どちらかというとJR線側のスペースのようです。
空港第2ビル駅では、独自の推論により京成上野方を成田スカイアクセス系統が使用すると予想しましたが、ロジックである「中間改札通過=運賃が高くなるのを許容」というのを成田空港駅にあてはめると、中間改札を通る側がスカイアクセス系統になります。
そうすると、新設ホームへの連絡通路位置が中間改札よりも改札寄りなので矛盾が出てしまいます。
やっぱり逆なのかな・・・と思いつつも、強引にこう解釈しました。
中間改札前のスペースが成田スカイアクセス系統の乗り場案内スペースで、一般列車を利用する場合は空港第2ビル方の中間改札を、スカイライナーを利用する場合は、通路左手の中間改札を通るように誘導するのではないか?と。
中間改札のすぐ脇に現在使用しているエレベータがありますが、位置的に利用し辛く、中間改札まわりの流動を阻害する感じです。
よって、2月21日の切換後、頭端部方が工事用スペースになるので、エレベータを撤去・新設して位置を改札寄りにするのではないでしょうか?
場合によっては改札に近すぎるエスカレータ・階段にも手を入れたりするかも・・・
工期的にはギリギリですが、だからこその切換タイミングと捉えれば、無くは無いかな?と思ったりします。
というか、それくらいの工事が無いと、あえて一旦空港第2ビル方に停止位置を変更する理由が無いのではないかなぁという土木屋的推察です。
上記でやや突飛な予想をしている感じですが、この新設ホーム構築工事と既存施設を切り離す仮囲いの手前がまったく手付かずであることも、その理由としてあります。
2月21日切換後でないと工事着手できない=現在使用しているエレベータが使用停止にならないと工事着手できないと捉えれば、新設ホーム側とをつなぐ工事内容が既存エレベータ付近においてあると考えるのが自然です。
その位置が前述の中間改札設置明示に近いという事は?
まあ、そんな感じの見解です。
ネットで調べた情報より、新設ホームが1番線(成田スカイアクセス系統)、既存ホーム空港第2ビル方が2・3番線(京成本線系統)、既存ホーム頭端部方が4・5番線(成田スカイアクセス系統)という情報も得ているので、空港第2ビル駅予想ともども、逆予想している感じではありますが、まぁ自分の目で見た現地情報のみで判断したので、これはこれで良いか(苦笑)。
頭端部側の施工がほぼ完了状態にあることは、写真-3と4で示しましたが、故に工事用スペースといっても手を付けたいのは、現行の列車が停止している中央付近だろうことが推測されます。
やはり、先ほどの中間改札設置付近で改修工事が行われるのではないでしょうか?
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ん~、久しぶりに刺激的な状況を見ました!!
切換後もすぐさま現地チェックしてしまいそうです(苦笑)。
##明後日以降、もうしばらく京成ネタが続きます!!