非番に成田スカイアクセスを体験する!!(2) 京成本線編
先日の続きで、成田湯川駅からバスで京成成田駅に出て、空港第2ビル駅を京成本線側から観察したあと、シティーライナーで京成上野まで出るというのが、ざっくり行程です。
帰りもスカイライナーに乗ろうかなぁとは思いましたが、ダイヤ作成のためシティライナーの走りっぷりも確認しておきたい考えまして・・・
よって、その(2)は京成本線編と題します♪
以下、行程のコメントです!!
成田湯川駅に到着すると、上下ホームにはスカイライナーを撮影しようとする人が沢山いました。
高そうなカメラの方々、スカイライナーをバックに記念撮影をしようとする家族連れなど、様々な方々が居るなか、せっかくなのでオイラもコンパクトデジカメで参戦してみたりして♪
それが先日のトップ写真です。
まぁ何とか使える感じかなぁ(笑)。
その後駅施設を調査し、改札を出て駅前ロータリーの状況、周辺の状況を確認しました。
まぁ閑散としては居るのでしょうが、駅前ロータリーには送迎の一般車が複数居たりして、それなりに盛り上がりを見せているようにも感じました。
自転車駐輪場には少ないながらも自転車がとめられていましたし、開業直後の祝日という条件だからと言ってしまえばそうかもしれませんが、思いのほか今後の成長が期待できるのかなと思いましたね。
駅前ロータリーのうち最も改札に近い部分に千葉交通バス3系統の乗り場があります。
JR成田駅西口から湯川車庫までの系統がそのまま成田湯川駅に延長運転された形ですが、元々本数が多かったため、時刻表を見る限り、鉄道の本数とは段違いに多く便利です。
オイラみたいな理由は稀なんでしょうけどね・・・
駅は開業しましたが、成田湯川駅前ロータリー内であっても一部工事中範囲があり、優先順位の高いところを急いで工事したような状況でしたね。
今後、残りの工事が継続的に施工されるものと思います。
バス通りはこの写真の通り、ほぼ完成していました。
歩道も綺麗です!!
15分少々でJR成田駅の西口に到着です。
到着段階では立ち客が出るほどでしたが、どこから乗った人かというとNT中央前後の比較的成田駅に近い場所(でも歩けないくらい)だったりします。
よって、元々こういう路線形態という事で、成田湯川駅発車段階の利用率の低さはあんまり問題ないのかもしれないなと思ったり。
本数も当面維持されるのではないかと思います。
その部分に成田湯川の成長を期待したい感じなのですが、どうでしょうかね??
JR成田駅から京成成田駅まで移動し、再び成田空港駅を目指します。
ホームを見ると、特急待ちの人が結構います。
身なりが観光風ではない方が多く、空港で勤務される人たちかなぁと推測しますが、成田駅からの利用だけではなく、本数が少ないためJR線からの乗り換えている人も居るんだろうなぁと考えた次第です。
特急が等間隔に20分間隔で走って、到着直前にこれだけ居るとなると、都心から成田空港へはスカイアクセス系統もあるからと言って、本線系統特急を減らすというのは「無し」だなぁと思いましたね。
京成成田なり芝山千代田までの運転ではダメで、やはり成田空港まで走る事に意味があるのだろうと思います。
乗った車内は時間帯も関係するのでしょうが、立ち客が出るほどの盛況ぶり。
でも成田の改札と空港第2ビルの階段の位置を考えると、乗っていたのが先頭車両だから混んでいたということもあるかなぁ。
部分部分で利用状況を判断するのは危険なので、先頭は利用率が高かったくらいのコメントにとどめておきましょうか・・・
さて、成田空港からシティライナーに乗る事に決めたため、空港第2ビル駅で下車して京成本線系統側の施設チェックをすることにしました。
施設関係については別で報告するとして、ここでは印象が強かった、別系統明示関係について報告しておきたいと思います。
空港第2ビル駅は中間駅で系統により停車位置が異なるため、別系統ホーム部分は速度は出ていないにせよ通過することになります。
そのため、別系統が通過する際に注意喚起する施設がホーム上に設けられていました。
これは下りホームのもので、下りは総てが成田空港行ということもあり、発車案内が簡素化されているため、写真-6のようなタイプの案内になっていました。
明示と合わせてチャイムが繰り返し流れるため、自然と意識する感じではあります。
ただ、下りホームは空港第2ビルから成田空港まで乗ろうとする人が少なく、ホームに利用客が滞留するというケースは殆ど無く、列車が続行になっている時に機能する感じでしょうか!!
上りホームでは、発車案内版の最下部に注意明示が点灯し、同様にチャイムで警告する形になっていました。
写真はアクセス特急が通過している状況です。
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この写真でも分かりますが、空港第2ビルに一定時間居ると回送電車が多いことに気づきます。
スカイライナーは単純に折り返しているようで、実は宗吾参道まで回送して車両を入れ替えたりしているんですね。
その場合の停車位置はあくまで京成本線系統という事で、京成本線系統ホームに停車しているようです。
自分が乗ろうとしている1時間前のシティライナーの停車状況が確認出来ました。
AE100は車体が一般列車よりやや長いため、スカイアクセス系統ホームに対して2両半はみ出して停車していました。
ドア位置が成田空港側という事もあり、実質3両はみ出ていることになります。
が、写真-8の通り、スカイアクセスにはみ出している車両のドアは開かず、スカイアクセス側から誤乗することは物理的に出来なくなっています。
余談ですが、新スカイライナーの車両も一般列車より長いため、先頭部は京成本線側に若干はみ出しています。
あら、京成本線側に居るほうが撮影しやすい(笑)。
さて、空港第2ビル駅と成田空港駅の施設調査を行っていたら、土木屋の血が騒いで色々見てしまったもので、シティライナーの発車時間まで10分少々になってしまいました。
こりゃいかんと思い、早速ライナー券を買おうと思ったら待ち列が長いこと長いこと・・・
確か別の場所でも購入できた記憶があったので、エスカレータを上がって到着ロビーのあるフロアに移動しました。
ここです、ここです!!
地味にスカイライナーのライナー券が購入できるんですよね。
皆さんどうしても乗り場まで進んでしまうためか、空いていてオススメな場所です。
さっそくシティライナーのライナー券を購入しました。
シティライナーなんて選ぶはず無いと思われたのか、スカイライナーですか?と聞かれたので、シティライナーで良いです、という何となく負け戦っぽい受け答えになってしまいました。
乗りたくて乗る訳で、ライナー料金を少しでも安くなんて思いは全く無いのですが、一般的な感覚としてそう感じるのは何でしょう??
乗車券の券売機は空いていたので、あえて切符を購入してみました。
京成本線系統の中間改札を通った際、なんらかの刻印がされるのではないかという読みが有った訳ですが、やはり読み通りでした。
切符の中央部分に四角囲みで「京成空港」という文字が印刷されています。
空港第2ビル駅だと違う表記なのかなぁ??
発車ギリギリでしたが、何とかシティライナーに乗り込めました。
2号車という事で、後ろのほうなのでホーム通過のタイミングも分かりやすそうです。
早速各駅通過時刻をメモリながら京成上野を目指すことにしました。
油断したら寝てしまいそうだったので、ちょっと真剣にやりました(笑)
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【成田空港~佐倉間】
成田空港発(13:19:58)-空港第2ビル着/発(13:21:50/13:23:43)
-京成成田着/発(13:29:54/13:32:04)-公津の杜(13:35:02)-宗吾参道(13:36:00)
-酒々井(13:37:19)-大佐倉(13:38:37)-佐倉(13:40:34)
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成田空港から佐倉までの走りについては、旧ダイヤのスカイライナーの走りに対して、約3分増といったところでしょうか。
空港第2ビル~京成成田間のスジがやや緩やかになり、京成成田の停車時間が1分長くなっているのと、京成佐倉手前でやや徐行した感じになった以外は以前と同様の走りかなと思います。
京成佐倉の手前で明らかに徐行したので、あれ、先行の特急に追いついちゃったかな?と思ったら、何と副本線に進んでいくではありませんか!!
以前ダイヤ想定で予想したこともありましたが、実際に副本線に入るとは思わずビックリしました。
本線側には快速が停車していることから、副本線に入線する必要がある訳ですが、どうやら快速スジはこのタイミングで本線に入線していなければならないようですね。
快速スジは佐倉で4~5分で折り返すことも出来なくは無いですが、このタイミングで既に上り本線に居るという事は、一段落としで折り返している事になりますね。
この快速は下り佐倉着が13:18で、下り特急が13:22ですから、その後下り線を進み折り返し位置に進むものと思われます。
そのあと上り列車は13:37に上り特急、13:40頃に上りシティライナーが設定されているため、これら列車が通過してからの入線だと13:41頃になり、13:42頃佐倉を通過する下りシティライナーに支障するため、快速をいち早く上り本線に入れる事にしているものと思います。
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【佐倉~船橋間】
佐倉(13:40:34)-うすい(13:45:09)-ユーカリが丘(13:46:45)-志津(13:47:38)
-勝田台(13:49:20)-大和田(13:50:42)-八千代台(13:52:01)-実籾(13:53:56)
-大久保(13:55:02)-津田沼(13:57:20)-谷津(13:58:52)-船橋競馬場(13:59:37)
-大神宮下(14:00:28)-船橋着/発(14:02:30/14:03:25)
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佐倉通過後は再び加速し、快走していきます。
勝田台手前で徐行しましたが、恐らく八千代台で追い越す特急に追いついてしまったからだと思います(大和田を過ぎたところで最加速しましたけどね)。
佐倉から特に流す感じで走っていなかったので、どこかで当たるだろうなと思いましたが、思いのほかギリギリだったので、それなりに流して走っている部分はあったのかもしれません。
船橋手前で徐行しましたが、これは元々の走りに近い感じかな。
成田から船橋の所要時間を見てみると、旧スカイライナースジと比べて4分くらい遅いですが、徐行する部分と快走する部分にメリハリがあるため、それほど遅く走っている印象は無いかも。
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【船橋~青砥間】
船橋着/発(14:02:30/14:03:25)-海神(14:05:02)-西船(14:06:19)
-東中山(14:06:52)-中山(14:07:32)-鬼越(14:08:01)-八幡(14:09:00)
-菅野(14:09:58)-市川真間(14:10:47)-国府台(14:11:48)-江戸川(14:12:26)
-小岩(14:13:55)-高砂(14:15:38)-青砥着/発(14:17:52/14:19:37)
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船橋では多少下車があり、数人の乗車がありました(乗っていた2号車で)。
船橋出発後は多少徐行気味に走り、西船を過ぎたあたりから加速していく感じでした。
東中山で普通を追い越す関係で、ここはこういう走りが所定なのかなと思います。
その後は軽快に走り市川真間を過ぎたところで再加速して、江戸川(川のほう)を渡るあたりで徐行し、小岩を過ぎて再加速しました。
小岩でも普通を追い越すため、スジが詰まっていたものと思います。
高砂~青砥間も徐行気味でしたが、これは元々そういう走りでしたっけ?
この区間で旧スカイライナースジに対して3分遅くなっていますが、走りそのものがやや遅いのかなと思います。
普通追い越しに対するバッファが以前より無くなっているので、追い越し前後のスジが寝ている印象です。
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【青砥~京成上野間】
青砥着/発(14:17:52/14:19:37)-お花茶屋(14:21:26)-堀切菖蒲園(14:22:16)
-関屋(14:23:49)-千住大橋(14:25:11)-町屋(14:26:50)-新三河島(14:27:34)
-日暮里着/発(14:29:13/14:29:51)-京成上野着(14:33:35)
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青砥でも船橋と同程度の下車(5~6人レベル:2号車において)があり、青砥利用者がシティライナーを選択していることに、ちょっと感動したりして(笑)・・・
青砥~京成上野間は特段従来の走りと変わらない感じでした。
多少スジは寝ている感じですが、京成上野までだと1分差ですから、まぁこんなものかなと。
日暮里の停車時間が思いのほか少なかったのが意外でした!!
以上、シティライナー75分の旅でありました。
直前5月16日改正ダイヤのスカイライナースジが62分でしたので、13分のスピードダウンという事になりますが、前述の通り快走する区間と徐行する区間が明確に分かれており、遅い印象はありません。
成田における乗車、船橋と青砥における下車が見られたことから、スカイライナー意外の利用も少なからずあることが確認でき、あとはこのボリュームを増やせるのかどうかが京成本線系統の昼のライナー系列車の設定のカギかなぁと思います。
とりあえず存在意義は無くは無い(有ると書けない・・・)ということで、暫くは状況を見守りたい感じです。
以上です!!
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施設関係は明日以降コメントしていきますね!!