2010年6月25日京急線工事調査(3) 京急蒲田駅付近編
6月25日に実施した、京急線配線調査と合わせて実施した工事調査の報告をします。
その(3)として、上り線高架後1ヶ月が経った京急蒲田駅付近の地上部分の状況についてコメントします。
京急蒲田駅ですが、その(1)でコメントしたとおり、梅屋敷方については旧上り線のレールが撤去され、高架橋下部の施設工事が進められている状況でしたが、雑色方についても同様に駅施設の撤去が進められている状況です。
軌道は撤去されていませんが、こちらは作業ヤードのスペースが確保できているから、軌道撤去はされていません。
一瞬下り線の仮高架線への線路切換を意識して残しているのかな?と思いましたが、さすがにホーム拡幅を大々的にはやらないですよね。
雑色方を望むと、線路的な変更は今のところ感じられない状況です。
これから、環八部分の連立化を早めるため、下り線が従来上り線が使っていた仮高架線を使うようになりますが、現行の線路を上り線側に移設するとなると、目の前に見えているシングルスリップを逆向きにするのが簡単そうです。
京急蒲田は快特まで停車しますし、出発側の線路が多少徐行が必要な線形でも良さそうな気がしますが、どうなのでしょうか?
京急蒲田駅の雑色方踏切は、上り線側に線路を切換えることを考慮して、線路の撤去はなされておらず、遮断機もそのままの配置です。
よってこの部分に手を入れないとすると、手前部分で切換える必要があるわけで、その公算が高そうだと思うわけです。
踏切を過ぎてしばらく進んだ所です。
このあたりは既に高架橋の構築が完了しているあたりですので、あとは仮高架線への切換を待つのみといったところでしょうか。
更に進んでやや曲線区間を越えると、仮線区間となります。
この先は下り線撤去後に高架橋を構築する、いわば工事のクリティカル区間とも言えますが、スペースが無いため、この下り線が無くならない限り何も出来ないといった状況です。
直上区間に向けてまっすぐに進む現下り線です。
この下り線が無くなった後、ここに高架橋が構築されますが、その先に高架橋があることから高架橋の線形もほぼ直線になるのだろうなという事はイメージできますね!!
その(4)に続きます!!