2010年10月 2日

2010年9月16日JR中央線工事調査(2)

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 2010年9月16日にJR中央線の三鷹~立川間の連立工事状況を見ることが出来たので、簡単にコメントしたいと思います。

 その(2)として武蔵小金井付近の状況です!!

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写真-1:国分寺~武蔵小金井間状況1

 武蔵小金井に近づくと、上り線の脇の高欄が無くなり、仮の柵になります。

 しかし、国分寺側のほうは防護柵の外側に高欄を設置しているのが見え、更に電架柱の柱を建てていることが分かりました。

 この部分は電留線からのアプローチが出来るのかなぁとなんとなく想像していましたが、高架橋の構造は複線高架橋として構築していくようですね。

 電留線からの合流はもう少し駅側のようです。

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写真-2:国分寺~武蔵小金井間状況2

 もう少し進むと、既に高欄になっている部分があり、あたかも両開きの分岐が挿入されそうな箇所があります。

 おそらくここが合流点なのかな?と思ったのですが、そうすると上り線への合流は駅に進む際に本線を使う配線ということになってしまいます。

 それはちょっと違和感があるなぁと思い、撮影した写真をよく見てみると、見えている防護柵の外側に高欄がありますね。

 つまり、写真-1の範囲と同様に、工事ステップ上高欄部分まで構築できないため、こういう状況になっているだけと受け取れます

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写真-3:国分寺~武蔵小金井間状況3

 軌道構造に目を向けてみると、アプローチから武蔵小金井構内の手前まで、弾性バラスト軌道構造のようですし、仮に今後分岐を挿入するならば、そこには汎用性のあるバラスト構造を採用するものと思われます(切換ありきの場合、だいたいバラスト軌道ですよね)。

 この高欄線形に若干違和感がある部分も、単なる高架橋構造(電留線間のアプローチ線が上り線をくぐる場所)による感じかも。

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写真-4:武蔵小金井駅構内状況(国分寺方)

 上記の観点で軌道構造を確認したところ、武蔵小金井駅の未構築部分の外側線への分岐部分まではバラスト構造はありませんでした。

 すなわち、今までの工事例からすると、上り線側の車庫からの線路の合流は駅に極めて近い位置となる訳で、現状を見る限り上り外側線にしか合流しない感じになってしまいます。

 最終的な配線が写真-4の左側から上り副本線、上り本線、下り副本線、下り本線という形になるならば、上下線間のほうの出区線から上り本線に出ることも可能なので、そういう感じになるのかもしれないなと思い始めています。

 駅付近の配線は現行の出入区線1線運用状態で必要なものと捉えれば、若干の整理はあったりするのかもしれません。

 線形的にやや強引に感じる分岐もありますしね・・・

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写真-5:武蔵小金井駅構内状況(東小金井方)1

 東小金井方については、上り外側線の高架橋構築が進められている状況です。

 この写真-5の範囲では柱が構築完了しているのが見えます。

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写真-6:武蔵小金井駅構内状況(東小金井方)2

 もう少し東小金井方に進むと、高架橋スラブ面まで構築完了しているのが見えます。

 駅付近側の施工が切換ステップ上、クリティカル範囲だと思うので、写真-5の範囲が進捗すると一気に工事が進んでいくのではないでしょうか。

 以上です!!