ニューシャトル大宮駅のアプローチの魅力を語る!!
そもそもオイラが土木屋になった理由は、箱庭チックな世界観が好きだったからというのがあります。
山があればトンネルを掘り、谷があれば橋を架ける。
そんなのが大好き♪♪
限られたスペースにレールを施設を詰め込むという意味でジェットコースターの設計に興味があったり、都市部の鉄道工事が好きなのも、施工制約条件下での工夫というものに醍醐味を感じる訳でして(笑)。
もうね、自分の趣味で仕事しているようなもんです!! (まぁ切り離して考えてますけどね)
んで、本題。
オイラが特に好きなのがアプローチ(坂道)です。
地形上地下から地上とか、地上から高架という線形を組む施設は鉄道やら道路やら色々とありますが、勾配制約が大きい鉄道のアプローチは見ているだけで興奮します。
一応オイラのベスト3を示すと、
1位:東急田園都市線の二子玉川駅構内
2位:西武新宿線の高田馬場駅構内
3位:JR中央線の御茶ノ水駅構内
ここ数年変わっていないです(多分)。
ところが、最近身近なところに素敵な場所をあることを再認識しちゃったんです!!
それが、ニューシャトルの大宮駅構内!!
新交通システムなので勾配の間隔が一般的な鉄道とは異なりますが、なかなかのものだなぁという事で、以下魅力を語ろうかと思う次第です。
もうね、なんていうかオイラの個人的な見解オンリーですわ♪♪
関係資料を見たところ、ニューシャトルの設計上の最大勾配は60パーミルとの事ですが、この大宮駅構内の距離、高さの移動量をざっと目測するとそんな感じの数字になるのかな?
ニューシャトルは大宮駅付近で新幹線高架橋レベルから高架下位置まで潜り込む線形をとっています。
これは大宮駅の北側に高架の交差道路があるためで、ニューシャトルはこの道路部分を越えたところで一気に下り勾配を組まざるを得ないという事です。
大宮駅が新幹線高架橋に対してやや西側に位置しているのは、ループするための用地が西側に確保されていることもありますが、それも東側はJRの施設が密集していて施設構築スペースが無かったからという感じもします。
色々な制約の中で構築されたであろうアプローチは、とっても素敵な場所であります。
乗っていると体がかなり傾くので混んでいるときはキツいんですけどね(笑)。
ぜひとも鉄道博物館にお出かけの際、帰りに体験してくださいませ!!