【続】JR武蔵小杉駅の乗り換えを試してみる!!
6月25日にJR武蔵小杉駅の横須賀線~南武線乗換連絡通路が本開業しました。
昨年3月の仮連絡通路開業時に乗換時間を計測しましたので、今回も乗換時間を計測し、その短縮効果について確認してみたいと思います。
<以下は昨年度調査時データ>
https://okiraku-goraku.com/2010/03/post-532.php
施設状況については別途報告させてください。
まずは、横須賀線ホームから南武線ホーム立川方面ホームへ移動してみます。
もっとも連絡通路に寄ったESCが下りで利用できるので、このESCが使える一番近いドア位置からスタートすることとします。
このエスカレーターにすぐに乗れるかどうかは時間帯にもよるかと思いますが、とりあえず通常期で右側を歩ける想定で行きます!!
エスカレーターを降りると、すぐに緩やかに下っている歩く歩道となります。
2人幅の通路なので、もう一個あるエスカレーターからの利用も想定され、朝ラッシュ時はこの部分で若干の滞留がありそうな気もしますが、今日は考慮せず右側を歩くこととします。
勾配が緩やかなため、一般的な水平タイプと同様の移動ができる感じですね。
歩く歩道を降りると、90度左に曲がって、横須賀線上り線、東海道新幹線をくぐる地下通路を進んでいくことになります。
この通路ですが、南武線方面に向かって通路の左側1/3スペースが黄色く塗装されており、南武線方向の矢印が何か所か描かれています。
これは左側通行を徹底するだけではなく、横に幅を膨らませないための措置という感じでしょうか。
歩く歩道が前後範囲にあるので、この通路だけ移動幅をフリーにしてしまうと流動上、反対方向の移動経路とバッティングしてしまうことになるため、どうせ前後が歩く歩道でボトルネックなのだから、この部分もその幅を維持させるという事なのかなと思った次第です。
実際、南武線から横須賀線方面移動者が歩く歩道ルートを基本に移動することが考えられることから、おのずとそういう棲み分けになりそうな気もしますが、階段・EV設置側である残り1/3スペースはどういう感じになるのでしょうか?
こればっかりは見てみないと分かりません。
とりあえず移動時間測定にあたっては、前の人を追い越さない形で標準的な速度で歩くことにしました。
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この地下通路が結構長い印象ではありますが、以前の遠回りルートからすると相当近い筈なんですよね。
前後区間に勾配区間があるから、その部分で移動負荷を感じてしまうのかなぁ?なんて思ったり。
以前の仮ルートも平面移動ができていた事を思えば、仮ルートとしては頑張った設置だったと今になって感じた次第です。
南武線側は、2台の歩く歩道を使って緩やかな勾配を上っていくことになります。
勾配は横須賀線側と同程度のようですが、上りのため多少勾配を感じることは感じます。
一応、右側を前の人を追い越さない形で進んでみました。
南武線立川方面の最後部ドア位置に到着したところで、ストップウォッチを止めました。
移動時間は4:18:04でした。
前回の仮通路時の調査は6:41:33で、これは川崎方面ホームの値なので、大目に見積もって1分差し引いても、5:41:33ですから、1分半は短縮されていることになりますね。
この差はかなり大きいと感じた次第です。
ちなみに、横須賀線ホームの南武線乗換通路側のエスカレーターの運用については、最も近いもの(1基)は終日下り運用で、2番目に近い位置(2基本)はこのポスターに示されているとおり、朝ピーク時間帯は2基とも下りで、その他は上下1基ずつとなっているようです。
すなわち、朝ラッシュ時の南武線から横須賀線方面の移動は横須賀線ホームへのエスカレーターが使えず、以前仮連絡通路開業時に設置された階段が直近のルートとなるようです。
そのため、反対側の移動と比べて若干時間を要す形になりそうです。
順序が逆になりましたが、南武線川崎方面ホーム(乗換条件悪い側)から横須賀線ホームへの移動時間も計ってみました。
上記のとおり、ラッシュ時は横須賀線ホームへのエスカレーターが使えませんが、今日のところはラッシュ時間帯以外の条件として、上りESCを使ってみました。
南武線上下線間の連絡通路を渡る時間、横須賀線上りエスカレータの位置が下りエスカレータより若干遠いことから、40秒ほど多くかかる4:59:10となりました。
これでも一応5分を切りましたので、以前も比較対象で出した稲田堤・京王稲田堤の乗換時間より短くなっており、乗換駅として問題ないレベルまでになったなぁというのが率直な印象です。
以上です!!