昔の時刻表を見てみる!! (1) 東急時刻表H8.4.26改正版
最近手に入れた古い時刻表を3回に分けて見てみたいと思います。
まずはその(1)として、東急時刻表H8.4.26改正版についてです。
この改正の最大のポイントは、田園都市線・新玉川線の日中時に運転されていた「快速」を「急行」に格上げし、それまで長津田までの運転だったのを日中時に限り中央林間まで延長運転したことであります。
当時、通学で田園都市線を使っていたのですが、増発ではない単純格上げで新玉川線内の各駅停車本数が減ったことに驚いた記憶が蘇ります。
その後の改正を見ても、各駅停車の減便って殆ど無かったように思いますが、毎時8本確保というベースがあるとするならば、速達化という流れもまた必要な方向性だったのは、今になって考えればまぁそうだなぁという感じ。
まだまだ田園都市線が成長する時期でしたよね!!
以下、コメントです。
写真-1:路線図
路線図ですが、田園都市線・新玉川線から快速が無くなったため、急行のみのすっきりした表記に変わりました。
この路線図表記は若干デザインは変わるも基本現行まで維持されているタイプであります(最近の時刻表で確認)。
こういう部分が維持されるのは個人的に好きですね、伝統っぽくて。
写真-2:田園都市線・新玉川線平日日中時
日中時のダイヤはそれまで30分サイクルに長津田快速1、中央林間各駅3、長津田各駅1の5本が設定されていましたが、快速が急行化され中央林間まで延長運転される形になりました。
半蔵門線が6分間隔のため、急行を挟む場合の新玉川線区間の各駅停車の間隔は12分開かないように配慮して時間調整をしていましたが、11分という箇所は出来ていました。
田園都市線区間の長津田までは比較的各停の運転間隔は均等になっており、最も利用が多い区間の間隔にバラつきがあるという形は、平成15年の急行15分間隔化まで続くことになります。
写真-3:田園都市線・新玉川線平日朝ラッシュ時
平日朝ラッシュ時を見てみると、急行:各停=1:2のパターン×8+鷺沼始発急行3本が挿入される27本運転になっています。
今からすれば懐かしいという感じです。
もう急行運転の芽は無いのかなぁなんて思ったりしますが、時代が変わればダイヤも変わるってことで、今後の行く末を見守りたいかな(おっさんくさくなったなぁ、オイラ)・・・
写真-4:田園都市線・新玉川線土曜朝ラッシュ時
平成14年の土休日ダイヤ1本化までは土曜ダイヤというものがありました。
ラッシュ時間帯の輸送力を休日ダイヤよりも多く確保するという形ですが、渋谷着7:40~8:40の1時間において13分サイクルに急行1本、各停2本というパターンで計14本の運転でした。
平日と比べると輸送力は半分程度といったところですが、利用実態としてこの程度で行けたという事になるのでしょうか。
最後の土曜日ダイヤである平成13年版を見ても15本なので、全然大丈夫だったのでしょうね!!
写真-5:田園都市線・新玉川線日曜朝間時
最後に日曜ダイヤです。
渋谷到着7:40~8:40の1時間で見ると急行2本、各停8本の計10本運転ですから、日中時相当であることが分かります。
平成13年時点でも同様で、最初の土休日ダイヤでは急行4本、各停8本の計12本運転になっているので、土休日ダイヤは土曜ダイヤと日曜ダイヤの中間設定になったと言えましょうか。
以上です!!