日暮里・舎人ライナー2011年12月3日改正ダイヤを分析する!!
日暮里・舎人ライナーが車両増備に伴う輸送改善のダイヤ改正を2011年12月3日に実施することを知りました。
さっそく新時刻を収集出来ましたので、変更項目について分析したいと思います。
今回の改正要旨は以下の通り。
1)平日6~8時台の増発(6時台2本、7時台3本、8時台2本)
→ピーク60分間の運転間隔の短縮(3分30秒~4分30秒)
2)平日夕ラッシュ時以降上下11本増発
3)土休日夕方以降上下9本の増発
→21時以降の等間隔化&日暮里を分かりやすい発車時刻に修正
以下、項目ごとにコメントします!!
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<平日6~8時台の増発について>
車両が2編成増備されたことにより、朝ラッシュ時3時間帯の本数が増発されました。
ピーク前後の時間帯の増発も図られているあたり、今回の増発を行っても依然として混雑が厳しい状況が続いていくことが伺える雰囲気です。
よって、オフピークを言えるだけの前後輸送力を確保したというニュアンスを感じます。
ん~、近々利用状況が見てみたいです・・・
本数設定を見てみると、日暮里着7:30~8:30の一時間が最も混んでいる時間帯と捉えることが出来ます。
開業時ダイヤでは8:00~8:30の30分間の間隔が5分と短かく、その前後は6~7分になっていました。
2008年の改正で7:30~8:00の運転間隔を短縮しましたが、8:00~8:30の30分は特に変えなかったため、2009年の改正でピーク1時間帯の中で間隔調整をしています。
更に今回の改正でピーク60分間の間隔を全体的に縮めるとともに、8時前後の数本を3分30秒間隔としています。
いずれの改正も前回の改善点のしっかりと対応した印象ですが、輸送力が小さいこともあり、多少の条件変更で列車ごとの混雑が変わることもあるのかもしれません。
よって、今回はこのようなダイヤになりましたが、今後チョコチョコ変わっていくかもしれませんね!!
いずれにしても増発なので、旧ダイヤより改善されることは明らかで、効果が楽しみです。
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<平日夕ラッシュ時以降の増発について>
夕ラッシュ時以降の本数を以下に示します。
旧ダイヤ:19時台10本、20時台8本、21時台6本、22時台6本
新ダイヤ:19時台10本、20時台9本、21時台8本、22時台8本
この通り、主として21時台以降の増発が図られたということが分かります。
本数的にはほぼ同じでも、旧ダイヤの19時台、20時台は7分間隔ベースの分かりづらいパターンになっていたのが、新ダイヤでは19時台から20時台前半まで6分等間隔、20時台後半がサイクル移行時間帯の6~7分間隔、21、22時台は7.5分サイクルになっており、ダイヤのバランスは良くなったように感じます。
本数が6本に減る23時台も極力分かりやすい時刻にしていますね。
土休日と同様に一の桁を0とする時刻に出来れば良かったのですが、前後間隔のほうを優先しているところは平日ならではという事なのでしょうか。
23:01と23:49の2本だけなんですけどね・・・
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<土休日夕方以降の増発について>
土休日は日中時ダイヤは7.5分サイクルで分かりやすいパターンになっていましたが、18時を過ぎると23時台前半にかけて8~11分間隔で少しずつ間隔を広げる形になっていました。
今回の新ダイヤでは、若干の増発により18~20時台は7.5分間隔、21~23時台は10分間隔として分かりやすいパターンになりました。
終電が0時ちょうどと平日と比べてやや早い部分は変更は有りませんでしたが、利用しやすくなったことは評価出来ましょう。
以上です!!