2011年11月10日

京王線調布駅付近工事・利用状況調査

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 今日は所用があって京王線を利用したので、夜ですけれども調布にて若干の利用状況調査と、付近の工事状況をチェックしましたので報告します!!

 地下化工事なので、現地で確認できる事は少ないのですが何かしらネタは無いかなぁ~と駅周辺を散策してみました。

 それなりにネタはゲットできたかな??

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<調布駅夕ラッシュ時の相模原線の折り返しチェック>

 まず最初に調布駅にて1サイクル20分下り列車の利用状況を調査しましたが、その際に相模原線の区間各駅停車の折り返し状況をチェックしました。

 夕ラッシュ時は10分サイクルで折り返しが設定されているので非常に綱渡りなダイヤを組んでいて、非常に興味深いところ。

 調布駅地下化後は状況が変わるでしょうが、今の記録ということでメモです!!

 【1本目】
 18:34:03(3番線着)-18:37:30(3番線発)-18:38:50(折り返し線発)-
 18:39:45(1番線着)-18:41:31(1番線発)

 【2本目】
 18:43:19(3番線着)-18:45:55(3番線発)-18:49:05(折り返し線発)-
 18:50:13(1番線着)-18:52:00(1番線発)

 所定では18:32着-折り返し-18:40発、18:42着-18:50発なので、時刻表上8分折り返しの設定ですが、実際には自列車・他列車の運行状況に左右される部分が大きいようです。

 上下列車の間合いの中での折り返しなので仕方が無いところですが、折り返し線使用の遅れ影響が上り列車が出発できないという安全側の状態になっていること(到着できない状態では無い)が幸いなところでしょう。

 実際折り返し線を出発する時刻が上りの準特急の出発に当たっていますね・・・

 こういう芸当をやっているので、地下化後も相模原線側に設置される渡り線を使って綱渡りな折り返しをしそうに思ったりする訳ですが、仮に下りホームで折り返しを考えた場合、ダイヤ上の制約列車が下り列車だけになるので、今よりぐっと楽になりそうな気がしないでもないです。

 どうなるのでしょうかね??

<調布駅夕ラッシュ時の到着列車利用状況チェック>


図:夕ラッシュ時(18:30~18:50)下り列車調布着利用状況データ

 20分間のみの調査なので、全体的な混雑状況は示せませんが、サイクル内の列車ごとのバランスで捉えると準特急の混雑状況が際立っていることが分かります。

 急行の利用率も立ち客は一定数あるものの余裕がある状況で、普通に近いこともあって準特急の混雑率が高さが目立ちます。

 が、以前明大前時点で調査をした際、急行の利用率が準特急には及ばないものの近い混雑率になっているように記憶しているので(近日再調査します)、決してバランスが悪いということではないのですよね。

 準特急が混むのは調布以遠の利用客にとって実質的に選択せざるを得ない列車というのが大きいかと思います。

 京王線系統の優等であるというのがまずあって、調布を準特急で乗りとおす人が居る他、調布駅で下車して高尾山口行の各駅停車に乗り換える人、相模原線の急行に乗換える人、始発相模原線各駅停車に乗り換える人が集まる訳ですから、そりゃ混むなぁって話です。

 相模原線は急行があるので乗り換えなしで行ける急行が選択肢になりそうなイメージもありますが、実際には着席できるボリュームに限られることが急行の調布到着時の利用状況で伺えます。

 準特急の混雑率の高さをどう捉えるかという事ですが、現行の10分間隔は分かりやすく利用しやすいのは間違いなく、下手に運転間隔を崩すようなパターンはむしろバランスを悪くするように感じます。

 下位優等は着席数以上のシフトは難しく、本数増によりスジが寝て準特急スジが寝るよりも、準特急の混雑区間の所要時間を最小限に済ませるのが結局のところ得策なのかなぁと思いますね。

 調布地下化の段階で工事徐行が無くなると、2001年時点の14分に短縮されるのかなぁ・・・

 利用状況報告はこんなところで!!

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<調布駅周辺の工事状況と完成後施設について>

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写真-1:京王多摩川方アプローチ部分状況

 調布駅から京王多摩川まで徒歩巡回してみました。

 アプローチ部分の地上部近接箇所に写真-1のような鋼材が線路上空まで構築されているのが確認できました。

 このタイミングの構築ですから、おそらく線路切換に係る施設ではないかと考えます。

 切換時に現行の地上線路設備を一気に吊って撤去するための細工かなぁと思いますが、どうなのでしょうか??

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写真-2:調布駅に掲示されていた地下化完成時施設状況

 地下化後の出入口は現行の中央口、東口と合わせて将来の駅前広場直結の出入口が設けられることが記載されています。

 地下1階のコンコース階は起点方の東口側改札、終点方の中央口改札に挟まれた部分がラッチ内になるようです。

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写真-3:調布駅地下化時の昇降設備状況

 コンコース階の地下1階からは地下3階の上りホームへの直結タイプエスカレーターが中央部に1箇所、地下2階の下りホームを介して地下3階まで繋がる連絡タイプエスカレーターが起終点方に1箇所ずつあり、合計3箇所の移動ルートが設けられます。

 EVは3層タイプが2基横並びで設置されるようですね。

 また、階段も1箇所設置されています。

 地下2階の3階の移動はエスカレーター2箇所と階段1箇所の計3箇所になり、配置的に等間隔になっているので乗換もしやすそうです。

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写真-4:地下3階上りホーム階終点方状況

 掲示されていた地下3階上り線状況写真です。

 上り線なのに地下函体に対して線路が下り寄りにレイアウトされているのがちょっと不思議な感じですね。

 ホームは見えている位置が端部なのか、もう少し手前なのか、シーサスが写真手前付近なので位置関係がどうなるのか気になるかなぁ。

 思ったより広々した状況が意外でした。

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写真-5:地下2階下りホーム階終点方状況

 こちらはシーサス付近から終点方を望んだアングルです。

 いずれの線から両方向にスムーズに出発できるような線形に見えます。

 手前部分から地下函体がきゅっと狭くなっていく感じなので、写真-4の広くなっている部分もコンコース階など全体の計画上の形状なのかもしれませんね。

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写真-6:地下1階コンコース階状況

 コンコース階ですが、まだ仕上げに入る前の状況で味気ない感じ。

 広々としたコンコースになりそうなので、完成が楽しみです!!