2011年11月 9日

2011年10月30日京王線北野駅利用状況調査

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 2011年10月30日に京王線の北野駅を利用した際、土休日ダイヤの準特急+各駅停車接続をベースとした京王八王子方面、高尾山口方面の利用状況が確認したくなり、1サイクルだけ調査してみました。

 簡単ですが、最近のダイヤ情勢を含めてコメントしたいと思います!!

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写真-1:京王八王子駅の時刻表

 東日本大震災による節電ダイヤが7月1日から9月22日まで実施され(9月12日に部分修正有)ていましたが、電力使用制限令解除に伴い9月23日から新ダイヤに移行しています。

 この9月23日新ダイヤは本来のダイヤである3月11日改定ダイヤに戻るかと思いましたが、平日日中時の新宿~京王八王子間運転の特急は準特急のまま維持されることになり、北野~京王八王子間の区間運転が省力されています。

 節電ダイヤ時の利用状況を見て準特急運転で問題が無いというと語弊がありますが、節電の継続実施の意識はあるでしょうし、節電ダイヤを当面の本ダイヤにするのも理解できるところであります。

 時刻表を見ると、平日・土休日とも準特急と各駅停車が綺麗に並んでいる分かりやすいダイヤと言えるのではないかと思います。

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 同じ本数なのに平日ダイヤが10分等間隔なのに対して土休日が7、13分間隔なのは、土休日ダイヤの準特急は高尾線内各駅停車のため北野の到着が平日よりも遅くなり、配線上京王八王子発の普通と同時到着できないため余裕を取っているためのようです。

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写真-2:京王八王子駅のLED案内板

 日中時の準特急運転自体は2006年の土休日ダイヤから開始されているので、準特急運転時の各駅停車は高尾線からの準特急に乗換えられるという認識は利用者に浸透しているのかなぁと思い、後で北野で1サイクル利用状況を確認しようと思い立つオイラ(笑)。

 LED時刻表の各駅停車の案内欄には北野で準特急新宿行に接続する旨が記載されています。

 運転間隔上は準特急が13分ぶん、各駅停車が7分ぶん受ける形ですが、利用状況は如何に??

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図:京王線北野駅日曜日夕方上り列車利用状況グラフ

 時間が無かったので20分1サイクルです。

 時間帯が大きく影響していそうですが、準特急、普通とも高尾線からの列車の利用率が京王八王子発列車より高くなっています。

 高尾線は行楽利用客が多く確実に準特急に乗りたいだろうことが想像できますが、普通にもそこそこ行楽客は見られ、北野駅で京王八王子発の準特急に乗り換えていました。

 京王八王子発の準特急の混んでいる車両と高尾線の普通の混んでいる車両がずれていることもあり、北野発車時点で京王八王子発準特急の利用状況と同じになるのは良いバランスです。

 気になるのは京王八王子発の各駅停車の利用率が低いことです。

 前列車間隔からするともう少し利用率が高くても良さそうなのですが、そうなっていないのは高尾線からの準特急の利用率が高いことを知っていて、最初から準特急に乗る流れが出来ているのでしょうか?

 高尾線からの各駅停車からの乗換客の傾向も行楽客だけではなく高尾線内利用者と見受けられる部分もあり、空いている京王八王子発準特急狙いがあったりするのかと思う部分もあります。

 日中時間帯はまた別のバランスかもしれませんが、それなりのバランスに保たれていると思うし北野で別系統に接続するパターンは利用者に分かりやすいダイヤなのかなと思った次第です。

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写真-3:下りホーム状況

 下りは発車が同時のため雰囲気だけ見てみました。

 上りと異なり到着時の利用率は系統によらず変わらないため、行先によらず準特急、各駅停車は似たような利用率で出発していましたね。

 写真-3は高尾山口行各駅停車が副本線に到着して、まもなく本線に京王八王子行準特急が到着する状況です。

 ちょくちょこと乗り換え客がホームに居るのが分かりますね。

 準特急から高尾線方面への乗換もあり、こちらも良いバランスでした。

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 9月23日からのダイヤが準特急ベースになりましたが、こうした状況を見ると暫くは平日もこのダイヤの良いんじゃないかなと思った次第です。

 調布の地下化の段階で見直しもありそうですし、今後しばらくは目が離せないですね♪♪

 久しぶりに利用状況調査をしたくなりました(笑)!!