2011年11月27日京王線工事調査(2) アプローチ編
2011年11月27日に京王線の調布駅付近工事調査をしましたので報告します。
その(2)として、西調布口と京王多摩川口のアプローチ部分についてです。
以下、コメントです!!
西調布口のアプローチ全景です。
手前部分がアプローチの開始点で、仮設の軌道桁になっているものの新設軌道との高低差が無く、線路下に軌道が敷設できない部分もあるようです。
切換時に作業をしなければならない範囲があるのは仕方ないところでしょう。
ある程度のところから、このように線路上空に門型の鉄骨組みが構築されており、仮設軌道桁を一気に上昇させて切り替える形になります。
門型の鉄骨の組み方を見てみると、仮設軌道を受けている線路直角方向の桁がある部分は、その桁を上昇させることが出来るように、横方向の部材が付いていないのが分かります。
この構造で、おそらく想定する形で切換を行うんだろうなぁと推測した次第です。
線路脇の部分を見ると、アプローチ部の地下U型ボックスの側壁が構築されているのが確認できますが、前述の仮設軌道を支える桁の部分だけ切欠いているのが分かります。
仮設軌道が撤去されてから切欠き部分の施工が行われるのですね。
調布方からアプローチ部分を見ると、前述の門型の鉄骨組みが構築されている範囲の起点方に高さの低い鋼材が高知されているのが分かります。
その範囲は新設軌道がある程度地下に潜っていくので、仮設軌道桁をあまり上げなくても大丈夫な範囲という事になるのでしょうか。
高さが無いため線路直角方向の部材は取り付けられない訳ですが、切換時は何かしらの細工が必要かどうかは分かりません。
切換時に現地確認してみたくなりました(笑)。
現地の工事案内に現在のアプローチ地下部分の写真が掲示されていました。
仮設軌道の下でこのような状態になっているとは・・・興奮しますわ!!
上記の横方向に伸びているのが仮設軌道桁で、その部分の側壁が切欠かれているのが下のアングルで確認出来てラッキー♪♪
京王多摩川口のアプローチ部分も基本的には同じ状況です。
線形の関係で線路に対してやや門型の鉄骨組みの幅がありますね。
切換方法も基本的には同じであると思います。
京王多摩川方は高架橋区間になりますが、線形的にはあまり勾配がきつくないですね。
計画図で見ると、このあたりに分岐が設けられる形ですが、アプローチに近いということは、けっこう敷設が大変なのかも・・・と改めて感じた次第です。
実はアプローチよりも地下側にあったりするということは・・・無いよなぁ。
アプローチ構築により、現行の踏切一か所が支障するため、代替ルートとして京王相模原線の下をアンダーパスする付替道路が構築されています。
状況から土木工事としては大方完了しているものと思われます。
また機会を見てチェックしたいですね!!