2011年12月 2日

2011年12月2日京王線調布駅夕ラッシュ時利用状況調査

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 2011年12月2日に京王線調布駅における京王線系統の発車時利用状況を調査しましたので報告します!!

 相模原線のデータも採りたかったのですが、京王線系統と同時発車のため断念・・・

 準特急の状況確認が主旨だったので京王線系統については全列車、相模原線についてはざっくり確認しました。

 以下、コメントです!!


図:京王線調布駅下り京王線系統発車時混雑データ&グラフ(18:35~19:35)

 <京王線系統の利用状況>

 グラフを見た通り、準特急の混雑がかなり緩和され、各駅停車も立ち客少々レベルになっていることが分かります。

 明大前で調査を行い準特急の混雑が厳しい状況であることを確認していましたが、それも調布までであることが分かりました。

 金曜日という事で、利用は平均より少な目かと思いますが、11月に調査した調布到着時のデータを参考にすると、調布の乗降で概ね半減する状況と見て良いかと思います。

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 <調布駅の流動状況>

 調布駅における夕ラッシュ時の流動状況ですが、簡単に言うと以下の通りです。

 1.急行が到着。調布下車のほか準特急乗り換え客、各駅停車乗り換え客下車。
 2.準特急到着。調布下車のほか対面の急行への乗換、各駅停車乗り換え客下車。
 3.相模原線始発各駅停車ホーム入線、ホーム上の待ち客半分が乗車。
 4.京王線各駅停車到着。ホーム上の残りの待ち客が乗車。
 5.ホーム上の利用客は調布駅からの乗車のみ。

 これが10分間のサイクルになります。

 優等から各駅停車に乗り換えるというのが基本流動のため、急行・準特急到着から各駅停車発車までの間ホーム上が利用客で埋まるのに対して、各駅停車発車後はガラガラという分かりやすい状況になっています。

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 <その他感想>

 (1)準特急からの乗換え

 一番大きい流動は、最も混んでいる準特急からの流動です。

 予想以上に始発相模原線各駅停車乗り換え客が多かったのが印象的だったかな。

 各駅停車は京王線系統、相模原線系統とも大半が座れる状況で出発していることから、準特急からの乗換でも十分に着席が可能な状況で、特に相模原線は調布始発なので、準特急乗換パターンが定着しているように感じた次第です。

 (2)急行からの乗換え

 急行から準特急に乗り換える人が一定数居ることが確認出来ました。

 ダイヤパターンから見ると、下高井戸~つつじヶ丘間の下り京王線方面利用者が各駅停車と急行を介して準特急に乗り換えるというのが大半かなぁとは思うのですが、本八幡からの急行のほうが若干乗換が多く、都営線からの京王線調布以遠利用は、直通急行→調布乗換準特急というパターンも少なからず居るのかな?と感じた次第です。

 この都営線からの急行はつつじヶ丘で都営線からの各駅停車からの利用客も集めているので、そういった諸々の合計が京王線新宿発の急行との差になっているのかなと思います。

 急行から京王線方面各駅停車の乗換が少なかったのは、つつじヶ丘の時点で乗り換えているからでしょうね、確実に座れるし。

 (3)相模原線の利用状況

 データが部分部分しか得られなかったので、参考的感想ですが、急行は同時出発の準特急とほぼ同等程度の利用率で、車両によっては準特急以上の状況になっていました。

 各駅停車は座席の大半が埋まるものの、車両位置によって空席もあるなど、同時出発の各駅停車と比べるとやや少ない状況にはなっています。

 京王線:相模原線を比率で表すと、やや京王線のほうが多いものの6:4とまでは言えない感じで、5.5:4.5くらいの印象です(時間帯によって異なるかもしれませんが)。

 そのため、ダイヤ上設定本数に差を付けるほどではなく、京王線・相模原線とも10分サイクルに優等1本、各駅停車1本というパターンは妥当であると感じました。

 以上です!!