2011年12月30日JR南武線工事調査(1) 稲城長沼駅ホーム編
2011年12月30日にJR南武線稲城長沼駅・南多摩駅の下り線高架化状況を調査しましたので、複数回に分けて報告します!!
その(1)として、稲城長沼駅のホーム階施設についてコメントします。
下り線が高架線に切り替えられ、綺麗な直線線形になりました。
今回の下り線高架化により、上り線と下り線が高架と地上で分かれてしまうため、稲城長沼折り返し列車は高架線側に折り返し機能を設けて先行切換する形となりました。
写真-1の通り、やや変則線形ですが仮上り線に切換口付近で繋げています。
このようにしたのは、仮の分岐を下り線切換前に設置できる位置に設けたかったということと、今後実施する上り線切換にも支障しない位置にすることで、次回上り線切換時の作業をしやすくする狙いがあったものと推測します。
今回の下り線高架化に際して構築された軌道ですが、写真-2の通り矢野口方については下り外側線、上り外側線の分岐付近までと内側2線のシーサスが構築されています。
今回使用開始した範囲は下り外側線と下り内側線および下り内側線から仮上り線に繋がるまでの範囲なので、架線が貼られているのは使用開始範囲のみであることが確認できます。
ホームは端部タイルに内方線付ブロック、舗装という最近整備されたJR線他駅と同様の仕様のようですね。
2面4線タイプですが、ホーム端部のホーム幅も確保されており、イメージしていたより直線的な感じを受けます。
LED案内板は2列車表示タイプで、個々の番線に設置されています。
3番線は川崎方面列車使用のため、かなり先の時間になっていますね。
階段はホーム中央部、コンコースから起点方側に向かって上る形の配置です。
幅はエスカレーター2基分程度になっています。
階段とエスカレーターの中間にエレベーターが設置されています。
標準的な規模のもので、ガラス面多用のデザインも一般的な感じでしょうか。
エスカレーターはホーム中央部、コンコースから終点方側に向かって上る形の配置です。
2人幅が2基設置されていますが、ホーム階踊り場付近にホーム柱が配置されており、なかなか見ない状況になっています。
レイアウト上仕方なかったのかもしれませんが、新設駅では結構珍しいように思います。
終点方の軌道敷設状況ですが、外側線と外側線から内側線への分岐少々、そこからやや離れて内側線2線が構築されている状況です。
今回使用開始した下り内側線は川崎方面折り返し線としての機能のみなので、ホーム端部からやや進んだところに仮の車止めが設置されています。
高架橋の構築が出来た範囲で敷設したといったところです。
その(2)に続きます!!