2012年2月28日

2012年2月22日西武池袋線練馬駅夕ラッシュ時利用状況調査

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 2012年2月22日に西武池袋線練馬駅における夕ラッシュ時の利用状況調査をしましたので、報告します。

 確認したい点は、練馬停車の快速、通勤準急、準急の利用バランスです。

 時間が無かったので30分1本勝負です!!

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図-1:西武池袋線練馬駅発車時利用状況データ(18:30~19:00)

 池袋発の快速、通勤準急、準急の1本はやや立ち客が居るものの、その他列車は立ち客少々といったところで、優等に利用が集中する状況は妥当なバランスにあるようですね。

 池袋からの利用状況がベースにあり、そこに練馬の乗降(メトロ線からの直通系統接続、大江戸線からの乗換等含む)で利用率に影響を与えている状況であることは明らかですが、そのあたりについて、曜日条件が異なりますが1月30日に池袋で調査した結果と比較して分析したいと思います。

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図-2:平成24年1月30日調査の池袋発データとの比較

 図-2は快速、通勤準急、準急の池袋発時点、練馬発時点の混雑率を比較したもので、これで練馬停車による変化がおおまかに分かるかと思います。

 まず分かることは、練馬発車後のほうが各列車とも混んでいるということですね。

 集客条件がダイヤパターンにより異なるため、その増加量は若干差がありますが、増加傾向にあることは間違いないようです。

 快速と準急がほぼ似たような混雑率なのに対して、通勤準急がやや混雑率が低いのは、練馬において直前に準急(メトロ直通系統含む)が設定されていることが大きいかと思いますし、石神井公園に停車しないという事も、直前の各駅停車の立ち客がやや多いことから若干なりとも影響していそうです。

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図-3:練馬駅での乗降影響比較(平成24年1月30日調査の池袋発データを元に作成)

 練馬における増減混雑率を示すと、こんな感じのグラフになります。

 総じて増加傾向で、特に準急の混雑率の変化が著しいですが、発車時の快速と準急の混雑率が近い傾向を示していることから、むしろ快速の練馬までの利用が準急より多いと捉えるほうが自然なのかと思います。

 快速と通勤準急の増減混雑率の変化量が似ているのも、池袋における前列車間隔が近いことからすると、納得できる形かと(通勤準急は2本の平均なので、ちょっと傾向を丸めてしまっているかなぁ・・・)。

 以上のデータから、以下のことが見えてきます。

 1)池袋から練馬まで利用する人は快速、通勤準急、準急を一定数利用している。
 2)上記列車の練馬下車よりも乗車のほうがトータルでは多い。
 3)練馬の集客は、優等前列車間隔、大江戸線接続本数、停車駅、各駅との関係等で決まる。

 池袋駅で調査した際、飯能行急行とともに混雑率の高かった快速の混雑率に懸念がありましたが、練馬での集客で混むものの、練馬下車もあるためある程度の範囲で収まっていることは分かりました。

 しかし、全体的に混んでしまっているのも事実なので、快速の直前に優等の設定が欲しいなぁとは感じますね。

 せめて直前のメトロ線からの各駅停車の出発タイミングをもう少し遅らせるだけでも変わりそうですが、石神井公園で緩急接続が出来ない現状では出来ません。

 改良工事完了後は調整が出来そうですので、そのあたりの修正に期待したいところではあります。

 簡単ですが以上です!!