2012年4月 5日

2012年3月20日阪神尼崎駅利用状況調査

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 2012年3月20日に阪神尼崎駅における梅田・大阪難波方面の利用比率を確認することを主旨とした調査をしましたので、報告します。

 時間の関係もあり、1サイクルだけの調査ですが、以下コメントです!!

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図:阪神本線・なんば線 利用状況データ

 <全体の利用状況>

 1サイクルを見てみましたが、梅田方面と大阪難波方面の利用比率はだいたい2:1となるようです。

 利用率が高いのは直通特急と快速急行で、次いで区間準急、急行となり、普通の利用率はあまり高くないようです。

 利用率が高くても立ち客少々といったところで、輸送力的には十分なところでしょう。

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 <快速急行について>

 快速急行は大阪難波方面の最速優等という事で20分サイクルに1本の設定ですが、大阪難波方面利用のまとまった集客がある一方、西宮~尼崎間は急行と対で走る機能も有しているようです。

 尼崎における始発急行への乗換が見られ、今津や武庫川から一定の利用があることが確認出来ました。

 直通特急から快速急行もしくは区間準急へ乗換えする流れが一定数見られましたが、三宮方面からの直通の快速急行と、尼崎始発の区間準急でそれほど利用の差がある訳ではない事から、快速急行に乗れるタイミングであれば直接乗り、乗れないタイミングであれば直通特急で尼崎まで行くという行動パターンになっているものと思います。

 以上のことから、快速急行は20分間隔であっても、良い感じに機能していると捉えられそうです。

 普通が空いていることから、輸送力的には平日ダイヤのような尼崎~西九条間各駅停車でも問題ないのかもしれませんが、利用状況が直通特急と同等であることを考えると、大阪難波方面の速達列車として通過運転することのメリットが高いと感じますよね。

 平日ダイヤも今回の改正で通過運転化されることになりましたが、納得できる状況だと思います!!

 以上です。