2012年4月18、21、24日工事調査 動画確認報告
2012年4月18日、21日、24日に行った工事調査について、動画を収めた部分について報告したいと思います。
メニューは以下の通りです。
<報告項目>
・JR湘南新宿ライン浦和駅上り線構築状況確認(18日、21日)
・西武池袋線石神井公園駅付近高架化工事・保谷駅構内改良工事確認(21日)
・西武拝島線萩山~小川間高架化工事確認(21日)
・JR中央線武蔵小金井付近切換前状況確認(21日)
・小田急線複々線化工事区間状況確認(21日)
・東急東横線代官山~中目黒付近工事状況確認(21日)
・相鉄本線星川駅付近高架化、西谷駅付近改良工事状況確認(24日)
以下、まとめてコメントします。
湘南新宿ライン下り線から浦和駅付近を側面展望で確認しました。
切換口は切換時まで施工が出来ないのですが、既存線からある程度離れている範囲において軌道が敷設されているのが0:20~0:35頃で確認できます。
軌道に着目したため、側面からでは架線状況が分からなかったため、後日別アングルで確認することにしました(以下です)。
上り線の前面展望で確認しました。
こうして改めて見てみると、切換口付近において既存線が緩やかにカーブしており、切換後のほうが直線的な線形になるかもしれませんね!!
さて、電気工事の状況ですが、前後の切換口付近において既存電架柱の脇に新しい電架柱が数本建てられ、駅部付近は仮設構造の電架柱が建てられています。
駅部については宇都宮・高崎線ホームと同様にホーム上家から架設する形になるものと思われ、ホーム施設が出来るまでは仮設の電架柱で対応するのでしょう。
トロリー線はまだ張られていませんが、近々施工されそうな雰囲気はあります。
線路切換ももうまもなくといった所でしょうか。
続いては、西武池袋線石神井公園付近高架化工事区間についてです。
現在、下り外側線の構築が進められている状況ですが、練馬高野台~石神井公園については軌道敷設が完了もしくは施工中であるのが分かります。
石神井公園からアプローチまでの範囲については、内側線からの合流分岐あたりまで軌道敷設が完了していますが、その先がこれからといった所です。
アプローチが仮であるため、暫定配線を構築することになる訳ですが、アプローチの下り始めの側壁の線形を見るとけっこうギリギリの線形を組む形になりそうです。
そうしないと、引上線の有効長が確保できないといった部分もあるのかな?
現在下り線が使用している線が引上線になる部分ですが、車止めの位置は右側の線路と同一位置になるものと思われます。
あと、アプローチを下りてからの大泉学園方の区間において、仮線用地の整備が進んでいるのが分かりますね。
順番的には上り線の切換が先になると思いますが、そう遠くない時期に切換が行われそうです。
西武池袋線の保谷駅ですが、駅改良完了後は留置線の整備が継続されています。
下り線のアングルでは分かりづらいですが、上り線山側にカーブしていく留置線が上り本線と繋がり使用開始されており、その一方で上り線山側に平行していた留置線2線が切り離れました。
なんだか何度も何度も切換えているような気もしますが、色々と手順があるのでしょう。
既に使用開始していた山側平行留置線2線の分岐を撤去する意味合いは、有効長の延長ということになるのでしょうか?
カーブしている留置線のうち使用開始していた終点より1線の上り本線合流の位置が駅よりになったことから、この2線の有効長が伸ばせそうな気もします。
上下線間の使用停止中の留置線上に分岐が仮置きされているので、これが前述2線の最終線形を構築するためのものかと思うのですが、どうなりますでしょうか?
相変わらず良く分からない保谷構内であります・・・
西武拝島線の萩山~小川間の高架化工事状況ですが、上り線の高架線構築が進められていました。
既に高架橋自体は出来上がっており、軌道敷設が進められている状況です。
府中街道交差部の桁については、暫定位置に設置して上り線側を使っていましたが、上り線側の工事進捗に伴い正規の位置に桁移動したようです。
前後区間の軌道敷設はまだで、桁部分だけ上り線の軌道が敷設されているのは、その名残ですね。
電架柱の構築も進められていることから、軌道敷設後すぐに電気工事にシフトしていくものと思います。
なお、小川駅構内の切換口ですが、現在敷設されている軌道の線形から推測して、国分寺線の渡り部分を交差化(シングルスリップ?)にするような感じですが、どうなりますでしょうか?
JR中央線の武蔵小金井駅のみ高架化時の最終配線になっておらず、5月の切換も以前公開された概要を見ると、現在上り線が内側線を使っているのを外側線に移設するだけで、まだ最終形にはできないようですね。
上り線が2線になるものの、終点方の車庫への配線の最終形を構築するためには、現在の暫定配線が支障しているようで、もうちょっとだけ工事が続くようです。
ただ、本線は最終線形になると言えますので、一つの転換点ではあるでしょう。
現地状況ですが、1:40付近が終点方の切換口1つ目で、現在直進して内側線に進んでいるのを高架橋なりに左カーブして外側線に繋ぐ形になる準備がなされています。
続いて1:50付近の内側線への配線を外側のシーサスからの線路に繋ぎかえる形にするのが切換口2つ目、同じ位置の下り線内側終点方にある分岐を棒線化するのが切換口3(当日の作業が分岐そのものを撤去するのか転換機能を無くすだけかは不明)です。
駅を過ぎた2:30付近のシーサスの起点方分岐を外側からの分岐に繋ぐ線形の分岐に交換するのが切換口4つ目で、2:40付近の高架橋なりの外側線に繋ぐのが起点方の切換口5つ目となります。
以上5箇所の配線変更の切換を一気に行う訳で、現地は大方準備完了といった雰囲気です。
作業延長はさほどでもないのかもしれませんが、高架上での分岐交換作業という事で、それなりに難しそうな印象は受けますね。
楽しみな感じなので、切換後に状況確認をしたいと思います!!
小田急線の複々線化工事については地下切換を控えた状況となっていますが、地下区間の工事進捗は目視確認できないため、代々木上原方、梅ヶ丘方の切換口の状況を確認してみましょう。
まず代々木上原駅構内ですが、シーサスが構築されており、外側線から内側線に進むルートが現在の手前の渡り(0:09頃)ではなく、新設のシーサス(0:20頃)になりそうです。
内側線からもシーサスを介する形になるのでしょうね。
アプローチ(0:30頃)も軌道までは完了しており、後は架線の構築といった状況です。
代々木上原の軌道敷設完了と合わせての施工開始でしょうか?
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梅ヶ丘方については、地下切換時のアプローチを構築するため、仮上り線をアプローチに支障しない外側迂回ルートに移設すべく仮線構築が進められている状況です。
3:25頃が起点方の切換口で、ギリギリまで軌道敷設がされているのが分かります。
3:50頃が終点方の切換口で、あくまで梅ヶ丘構内の配線には支障しない位置となっています。
いよいよ地下切換が見えてきた状況と言えますね!!
東急東横線の優等停車駅ホーム延伸工事の確認として、大規模な配線改良が必要である中目黒駅の状況を確認したく、代官山とセットで上下線で確認してみました。
まず下り線側の状況ですが、移動量が少ないので分かりづらいですが、新しい線形に切り換わっていることが確認できました(だいたい1:35~1:45の範囲くらいでしょうか)。
中目黒駅のホーム端部の状況から張出拡張した範囲が分かりますね!!
次に上り線側の状況ですが、こちらはこれから切換といった状況で、2:35~3:47が線形改良範囲になろうかと思います。
既にバラスト袋詰めに置き換わっており、近々切換することが伺えますね。
星川駅を中心とした高架化工事区間ですが、下り線の高架化に向けた高架橋構築が進められているところです。
といっても、上下線の高架橋が構築できる場所は2線分の施設構築が進められているなど、可能な工事は進めているような雰囲気です。
一方で動きが見られない天王町付近の状況ですが、星川駅方の高架橋構築範囲が、天王町に対して仮アプローチが組めそうな状況になっていて、多少計画が変わるかもしれないな?と思ったのですが、どうなりますでしょうか・・・
西谷駅については、工事を行うための整備が着々と進められている状況で、線路脇に工事用防護柵が設置されている範囲(0:20過ぎ)において、びっちりと木製覆工が線路部分に敷き詰められており、基礎等地中工事に進んでいくだろうことが伺えました。
終点方の留置線工事については、施工範囲脇に工事用防護柵が設置されていて、その脇で準備が始められたところかな?といったところです。
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簡単ですが、以上駆け足でコメントしました!!
細かいところは後日別途報告させていただきます。