西武線2012年6月30日改正ダイヤをちょっとだけ考える!!
2012年6月30日に西武線のダイヤ改正が行われます。
改正後の時刻が分かったら作成の上コメントしようかと思いましたが、まだ出てこないようなので、東京メトロの改正後時刻が分かったこともあり、この段階で取り急ぎ想定ダイヤを作成することにしました。
情報が少なく、多少予想した部分もありますが、池袋線と新宿線の日中時下りダイヤに関して、だいたいこんな感じかなぁ~という想定ダイヤが出来たのでUPした上でコメントしたいと思います。
以下、コメントです!!
図-1:西武池袋線2012年6月30日改正想定ダイヤ(池袋発時刻から推測)
西武池袋線の池袋発時刻・行先、東京メトロ有楽町線・副都心線の池袋発時刻・行先、小竹向原駅の和光市方面の時刻(練馬方面は西武線なので無し・・・)からスジを想定してみました。
色々と時刻は変更していますが、内容としては修正ダイヤであるという雰囲気から、極力従前のスジにのる部分は維持する形で想定した次第です。
多少なりとも間違いはあるでしょうが、このダイヤを元にダイヤの変更点を考えてみたいと思います。
<池袋口について>
池袋発としては優等の等間隔化を図るため、飯能以遠行を10分間隔にする変更がなされました。
この等間隔は特急を含めてのものなので、こと一般優等とすると20分開ける訳にいかないので、特急の続行で準急が設定されていますが、従来あった快速急行の直後の準急は整理されてしまいました。
各駅停車の本数は維持されたため、本数としては毎時1本の減となりますが、快速急行が石神井公園で各駅に接続することにより、それほど利便性は低下しないで済むかなという印象です。
もともと池袋03、33発の準急はスジ設定上、練馬まで各駅停車の後追いで8分かかっているため、新ダイヤの04、34の各駅停車が練馬まで無待避ならば、これが準急の置き換えとも言えそうかなと思います。
<地下鉄直通口について>
スジが読み切れない部分があるものの、おおむね旧ダイヤと同じかなぁと想定しました。
有楽町線からの準急が各駅停車に置き換わったことについては、旧ダイヤだと池袋発の各駅停車と練馬で接続するスジだから優等運転の意味があったところ、池袋発の優等10分等間隔化に伴い、当該の各駅停車のスジが繰り下がってしまい、準急スジであることの意味が無くなったように感じます(上りは分かりませんが)。
よって、接続無しとし、直前に池袋発準急があることもあって各駅停車としたのかなと考えます。
このスジの考え方が難しく、各駅停車化のうえ石神井公園で快速急行と緩急接続するスジとしても良いかなと思ったのですが、なんとかひばりヶ丘まで先着できそうなので、そうしました。
狙いとしては快速急行が石神井公園、ひばりヶ丘いずれでも緩急接続させることができることなのですが、上記ダイヤで分かるとおり西武球場前行の各駅停車がひばりヶ丘で長時間停車している形は西武だとやらないパターンかなぁとは思っています。
池袋発22、52の各駅停車が複々線区間で特急・快速急行を待避して、準急格下げの各駅停車が石神井公園で快速急行と緩急接続もしくは特急待避という形になるほうが濃厚かもしれません。
まぁ想定って事で・・・
<各駅停車の行先変更について>
西武線の地下鉄直通のスタンスはあくまで石神井公園までの複々線化が完成した状態がデフォルトであると以前から考えていました。
すなわち副都心線開業後の直通本数増はある程度暫定というか、やむなく運行していた面があったのかなぁと。
石神井公園が工事のため折り返せないため、おのずと清瀬以遠まで走らせる形になっていたと考えると、石神井公園の工事もそうですが、保谷駅の改良を合わせて行っていたことも、今回の変更内容を見ると頷けるところがあります。
想定ダイヤを作成して感じたところとして、以前からダイヤの基本的な考え方としてあった、途中駅止まりは終点で後続の以遠行に乗り継げるという部分がちゃんと維持されていることが挙げられます。
石神井公園の引上線完成に伴って設定された石神井公園行は、同駅で準急に接続していますし、保谷行も清瀬行もそうなりそうです。
そのあたりが行先変更をしても、ある程度利便性は維持していると言えるところなのかと考えます。
先日石神井公園とひばりヶ丘で日中時の利用状況を調べ、各駅停車が相当空いていたのを確認したこともあり、ダイヤさえしっかりしていれば多少の本数削減は問題なさそうだとは思います。
図-2:西武新宿線2012年6月30日改正想定ダイヤ(高田馬場発時刻から推測)
新宿線については結構大胆な変更となりました。
具体的には快速急行と拝島快速を廃止し、日中時は優等を急行に統一し、各駅停車と合わせて西武新宿口で10分サイクル化するというものです。
本数的な変更は、優等に関しては拝島快速と準急を急行と同等とみなせば、快速急行が無くなったことによる1本の減、各駅停車に関しては純粋に2本減ですが、いずれも前列車間隔で利用が決まっている状況でしたから、10分等間隔になるならば、そこそこのバランスに落ち着きそうかなぁというのが率直な印象でした。
<想定ダイヤについて>
こちらは高田馬場発時刻と行先で小平あたりまではダイヤが想定できますが、その先はさっぱりわからず・・・
とりあえず池袋線も所沢以遠は概ね従来ダイヤと同様という感触から、新宿線も小平~本川越間の10分サイクルベースが維持されるものと想定し、所沢等の時間調整も従来どおり維持するとこんな感じになるかなぁというダイヤです。
特急スジが毎時1本あるものの、待避で一部各駅停車が多少の影響は受けるもののほぼ10分ないし20分サイクルベースになりました。
国分寺線からの直通は新所沢止まりの各駅のスジから想定し、拝島線の区間運転は急行と対になるように小平~玉川上水間に、多摩湖線直通列車は本川越行各駅停車の小平における長時間停車の合間に接続する形で設定しました。
こちらはちょっと自信無しですが、こんな感じなら、本数減の整理方向のダイヤ修正ですが、それほど利便性は落ちないかなぁと考えています。