2012年8月10日東急東横線工事調査(2)
2012年8月10日に東急東横線のホーム延伸等の改良工事状況を調査しましたので、複数回に分けて報告します。
その(2)として、中目黒の状況です。
起点方の延伸部は目黒川を横断する部分に構築するため、軌道桁と同様にホームも桁構造になります。
下り線側のホーム自体は桁全長まで延伸する訳ではないのですが、構造上そうする事が出来ないため、桁の2/3程度がホームとなる構造になっているのが横から見ると分かります。
起点方ホーム延伸部を既存ホームから見た状況です。
メタル構造の基礎が構築されており、今後上部構造を構築していくものと思います。
あらかじめ支柱位置にはボルト締結の準備がされており、日比谷線側も柵構造が構築されるものと思いますが、その基礎準備がなされていますね。
この構造から日比谷線の停止位置は現行と変わらず、この延伸部は東横線専用になることが分かります。
下りホーム起点方のホーム延伸に係る線形改良部の状況ですが、線形変更に合わせたホーム端部の仮設範囲はそのままの状況です。
ホーム延伸部の整備と作業的に同じ部分もありますし、ホーム端部の施工は安全配慮の上でも計画的に進めていくと思うので、まだこれからかなぁといった雰囲気です。
終点方については、線形改良に伴いホーム支持梁等が設置できる状況になったようで、手前の既に構築が完了していた範囲の奥に新たにホーム支持梁等が設置されました。
これが下りホーム延伸範囲の最終形になるものと思います。
ホーム面整備はこれからですね!!
上りホーム起点方延伸部状況ですが、下り線側と同様に目黒川上部の延伸という事で、桁式ホームを構築している状況です。
構築にあたっては、構造上据付位置で組み上げる事ができないので、据付位置の上部で構築を行っている状況です。
大方組みあがっているように見えるので、近々に本来位置に据え付けられるものと思います。
ホーム延伸長は下り線よりも起点方については長いようで、大半がホーム構造の桁になっているのが見えますね。
既存ホームの端部から延伸部を見た状況です。
ホーム高さにして1m程度高い位置で構築しているのが分かります。
日比谷線側の構造が読み取れる状況にはなっていませんが、停止位置は下り線側と同様に変わらないものと思われます。
写真-7:上りホーム線形改良部状況
起点方の線形変更に伴って仮設化されたホーム部分については下り線側と同様に仮設構造のままでした。
やはり全体的なホーム仕上げと合わせてくるものと思います。
上りホームの終点方延伸に関しては、構造としては最終形に近い形にまでなりましたが、使用としては停止位置変更に伴う暫定使用部分に手が入っただけという事で、特にその後は動きがありません。
起点方のホーム延伸部整備と合わせて整備されるものと思います。
ちょっと日が開きますが、その(3)に続きます!!