2012年8月20日京王線地下化3駅施設調査(5) 調布駅中央口編
京王線調布駅付近地下化に伴い地下駅になった国領駅、布田駅、調布駅の切換直後の施設状況を調査しましたので報告します!!
ラストその(5)として調布駅中央口(ラッチ外)についてです。
中央口に繋がる出入り口としては北側、南側の2箇所が設けられました。
北側については線路脇の狭隘スペースに何とか出入り口を設けた感じで、2箇所の階段が新設されています。
一方南側については比較的作業用地がある場所のため、仮エレベーターを含めた出入り口が設けられました。
いずれも京王線の地上施設から離れた位置にあり、国領、布田と同様に最終地上施設を構築するのに支障しない形になっています。
北側の階段を下りたところから中央口改札方面を見たアングルです。
やや改札まで移動距離がある形ですが、改札付近に仮設の出入り口を設ける場所も無く、仕方が無いところでしょう。
このレイアウトにする事で、本設の昇降設備の完成を早く出来るという含みもあるように感じますし、早めにこの暫定状況を改善することに期待したいところですね。
なお、床面を見て分かる通り、地下コンコース階といっても、コンコースとして使用する範囲のみタイル整備がされている状況で、仮設通路部分は簡易な仕上げになっています。
以上の状況はこの工事案内でイメージしやすいですね。
改札口付近に仮囲いが確認できるのですが、そこが昇降設備の構築されるスペースになると。
エレベーターも比較的近い位置に設けられることになります。
今回使用開始された仮出口の位置が本設構造から避けた範囲であることが分かりやすいです。
京王線の地下コンコースとして使用する範囲は現行の範囲と比べて相当コンパクトであることが分かります。
地上整備の兼ね合いとか、京王線の駅施設だけを優先している訳ではないようで、今後の工事も要注目です!!
本設の状態で整備された自動券売機の状況です。
全部で7台の器械が設置されています。
先日コメントした通り、メインとなる中央改札口は10通路あり、なかなかの規模です。
出入り口設定等は改札外のレイアウトが暫定なので、これが最終形かどうかは分かりませんが、流動に配慮した設定になっているものと思います。
地下スペースなので柱の存在は避けられませんが、柱部分に時刻表が掲示するなど、スペースを有効活用しているのが分かります。
以上で、今回の調査は終わりです。
また時期を見てじっくり施設の詳細を確認したいと思います!!