2012年9月5日メトロ新宿三丁目改良工事調査
2012年9月5日にメトロ丸ノ内・副都心線の新宿三丁目の改良工事状況を調査したので、報告します!!
想像通り狭隘空間の工事で、土木屋的な視点で見ると色々思うところもありますが、こうした工事が出来るのは、いずれのホームにもホームドアが設置されている事が大きいことを実感しました。
そんな工事状況について、以下コメントです。
副都心線との乗換利便性向上のため、連絡通路側の改札口のエスカレーターを撤去して通路化することになりました。
その代替設備として、連絡通路から離れた側に新設の昇降設備を設けて、改札口までの混雑も回避することで、改札外乗換ルートの整備も行うという計画です。
写真-1の図の通り、コンコース階については昇降設備設置位置+αの範囲で仮囲いが設置されています。
地下設備なので、昇降設備だけ構築すれば良いというものでも無さそうで、規模はそれなりに広い印象です。
仮囲いは改札口近くまで伸びていますが、現時点では仮囲いは既存の改札にくっついておらず、独立した形です。
計画図を見ると、昇降設備から通路を介して現行の改札口に繋がる形になっており、その時点で通路中央部はラッチ内になりますが、その頃は仮囲い形状も変わるのかなと思います。
現在の形状は昇降設備構築のためという感じなのかもしれません。
ホーム階については、混雑する位置での作業という事で、仮囲いを2分割にする事でホーム部分のスペースを確保していました。
写真-4は設置状況図で、大きいほうの仮囲いは作業を含めた寸法、小さいほうの仮囲いはホーム営業範囲と工事範囲を区分するための最低寸法といった感じ。
昇降設備を設置するため、天井に開口を設ける必要がありますが、その開口補強としてホーム階に側壁を設置する模様です。
すでに小さい仮囲い側は側壁の鉄筋組まで終わっていて、大きい仮囲い側はこれからといったところでしたので、作業状況を見ながら仮囲い形状を変更したのかもしれません。
狭い中での作業なので、こうした手間は仕方ないところでしょう。
前述仮囲いの全景です。
ホーム端部ギリギリのところから構築されており、誘導員の方も複数居られました。
ホームドアがあるため、この条件で作業が出来ている部分はありそうだなぁと感じた次第です。
仮囲いと仮囲いの間の通路状況です。
タイル5枚弱ですので、1.3m~1.4m程度の幅になるでしょうか。
天井は養生ネットが全面覆われていますが、ネットなので施設状況も見えます。
まだ側壁構築がなされていないので、天井の撤去は行われていないようです。
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以上、丸ノ内線施設については新設昇降設備の構築が進められている状況でしたが、これは既存改札口の機能の置き換え無くしては行えないという事なのでしょうね。
新設の昇降設備を使用開始してから、既存エスカレーターの撤去、通路化という流れでしょうか。
最後に副都心線側の状況ですが、ホーム階の天井材が撤去されているような状況でした。
こちらもエスカレーター設置までの土木工事がありそうで、動きがでるのはもう少し先かなといったところです。
また機会を見てチェックしたいと思います!!