京急線2012年10月21日改正ダイヤ分析 夕ラッシュ時編
先日、京急時刻表をゲットすることが出来ましたので、朝夕ラッシュ時について分析します(日中時は先日コメントしたので省略)。
昨日に引き続き、夕ラッシュ時ダイヤについてです。
ダイヤ改正の主たる内容としては、
1.エアポート急行を10分間隔に新設
2.上記に伴い普通を5→10分間隔に変更
3.京急蒲田~金沢文庫間のダイヤパターン変更
といったところで、端的に言うと夕ラッシュ時時間帯も10分間隔に羽田空港~横浜方面間列車を新設したという事になります。
従来ダイヤにおいても普通を約20分間隔に設定していましたが、京急蒲田の施設改良に伴い運転間隔を短縮したという事ですね。
エアポート急行であることについては、本線系の快特、特急枠を振り分ける事は出来ず、かといって朝ラッシュ時のようにパターンを乱してまで特急を設定するまでではないとの判断がなされたものと思います。
とは言え、エアポート急行は普通ではないので、半減された普通は少なからず従来と異なった状況になるものと思います。
その点がどうか?という事になりますが、元々1998年のダイヤまで夕ラッシュ時は10分サイクルに快特、特急、急行、普通の4本というパターンが続いていました。
よってパターンそのものがダメという事は決してないと思います。
当時のパターンでは、横浜基準で「急行、普通、快特、特急」という順番で設定されていて、普通は南太田で快特、特急待避のあと上大岡で3本待避というパターンでした。
当時の急行の横浜~金沢文庫間の停車駅は日ノ出町、黄金町、井土ヶ谷、弘明寺、上大岡、京急富岡だったため、エアポート急行との関係性は似たようなものと捉えられますが、新ダイヤでは横浜基準で「エアポート急行、特急、快特、普通」となっていて、普通は南太田でエアポート急行と特急待避のあと、上大岡で快特待避という形になり、エアポート急行がやや優等寄り設定になった印象です。
エアポート急行が南太田で普通を待避する形であるため、似たような機能を持つ列車が前後する形という形になっていますが、この形で普通の混雑がある程度に収まっていれば良いという捉え方が出来るかもしれません。
夕ラッシュ時ですので、どんなに利用率が低くても座席が埋まる程度はエアポート急行は利用されるでしょう。
列車順序的に特急の混雑分散の機能がありそうなので、特急の混雑が緩和されていて、普通の混雑もある程度の状況ならば、このパターンでも良いのかなと感じる次第です。
その判断は近々利用状況を調査しようと思うので、そこで判断します。
簡単ですが、以上です!!