2013年1月17日

京王線の1984年時刻表・創刊号をゲットしました♪♪

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 かねてから欲しかった京王線1984年の時刻表を古本屋でゲットすることが出来ました!!

 京王線沿線民でしたので、何となくのダイヤ感覚はあったものの、そこはやはりお子様だった訳で、特に競馬関係の臨時ダイヤのパターンは知らず、中身を見て改めて興奮しました。

 という事で、感想がてら注目点についてコメントしたいと思います。

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写真-1:沿線案内図

 橋本特急登場前のデザインです。

 沿線観光地がグラフィカルに示されていて、沿線民のオイラの子供心をくすぐる表記でした。

 相模原線は京王多摩センターまでで、橋本までの延伸区間は点線で表記されてます。

 他気になる点としては、この時代は競馬開催時に特急を含めて臨時列車が多数運転されていたのに、路線図においては競馬場線は普通のラインしか引かれていない事ですね。

 あくまで定期列車ではないという扱いなのでしょうか。

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図-1:平日日中時ダイヤ

 以前別の機会に公開したことがありますが、あらためて平日日中時ダイヤです。

 特急京王八王子行、急行高尾山口行、快速京王多摩センター行、普通京王八王子行・高幡不動行が20分サイクルに1本ずつ設定され、時間帯により普通つつじヶ丘行が挿入されるパターンです。

 相模原線、高尾線の普通は線内運転となっており、各線内において優等と普通が続行に近い形になっているなど、現在と比べると運転間隔より接続重視という感じですね。

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写真-2:休日日中時時刻

 続いて休日ダイヤの日中時ですが、特急が京王八王子・高尾山口行(高幡不動で分割)となり、急行が多摩動物公園行になるなど、行楽輸送にシフトしています。

 パターン的にも新宿口の普通が毎時6本体制になり、競馬開催時の臨時列車スジのバッファを確保していたり、普通の待避駅にも違いがあります。

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図-2:休日日中時ダイヤ

 休日日中時12時台のダイヤです。

 時間帯により多少パターンは異なりますが、この時間帯を見てみると、多摩動物公園行急行の直前に競馬急行スジを確保するため、急行は毎時10、30、50分発と1分発車時間が繰り下がっており、特急と合わせて10分等間隔になっています。

 特急の普通追越しが桜上水から八幡山になっており、八幡山まで多少徐行する形になっている部分は、先の橋本特急新設時のパターンに繋がっている感じでしょうか。

 特急直前部分にも優等スジが突っ込めそうな設定になっているのが興味深いです!!

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写真-3:競馬開催時時刻(休日シーズン)

 次にこの時代の一つの特徴とも言える競馬開催時ダイヤについてです。

 時刻表には競馬開催時の列車時刻が書いていないため、あくまで主要駅の時刻しか分からないのですが、ダイヤを見てみると、おそらくここに挿入されるんだろうなぁというのが分かりますね。

 休日シーズン時は下り方面では新宿発9時台から13時台前半まで20分間隔の設定があります。

 上り方面は15時台に急行、16時台に特急と急行がそれぞれ20分で設定されています。

 上り方面も東府中から新宿までは同じ種別の列車と2分続行で設定されているようで、基本パターンを崩さずに挿入という形ですね。

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写真-4:競馬開催日時刻(平日)

 平日については、9時台後半から14時台後半まで急行が20分間隔で設定されています。

 競馬系統の利用ボリュームが休日ほどではないのか、ダイヤパターンとしては定期列車優先の形になっており、下りについては新宿を特急の4分前に出発し、桜上水で特急を待避するスジになっています。

 上りは10時台後半から16時台後半まで急行が20分間隔で設定されています。

 定期の急行と続行する形となっており、下りとはパターンが異なりますね。

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図-3:平日朝ラッシュ時ダイヤ

 最後に朝ラッシュ時のダイヤについてです。

 長らく新宿口で緩急比率1:1の12分サイクルパターンを採用してきた京王線ですが、どの時期も完全な12分サイクルではなく、調整が入っていました。

 この時代においては、通勤急行の運転間隔がややマチマチで、通勤快速の比率が幾分高かったり、遠距離区間におけるパターン崩れが後年と比べると大きいのかな?というのが率直な印象です。

 新宿口で混雑していた事には変わりないでしょうが、区間による混み方や各線からの利用の比率などは今とは大きく異なっていたものと思われ、この時代ではこのパターンがマッチしていたといったところでしょうか。

 以上、簡単ですが京王線1984年のダイヤについてでした!!