京阪線2013年3月16日変更ダイヤについて考える!!
京阪線が淀駅付近工事進捗に伴い、2013年3月16日にダイヤを一部変更する旨が公式1/17付で発表されました。
淀駅云々と書かれつつも、中之島線系統の優等を淀屋橋系統に振り戻すなど、ダイヤの格子たる部分にメスを入れています。
興味深い内容という事で、簡単にコメントしたいと思います!!
-----
【ダイヤ一部変更要旨】
1)日中時間帯の運転パターンの変更(中之島線系統優等廃止)
2)平日22時台の京都方面特急設定見直し
3)通勤時間帯の列車の運転区間変更、時刻修正他調整
-----
1)日中時間帯の運転パターンの変更(中之島線系統優等廃止)について
淀駅の1番線(京都方面外側線)の共用開始に伴うもので、実際に淀駅まで運転される列車が増えるなど、この工事完成に伴う列車運用の変化はありますが、やはりどうしても日中時間帯のパターン変更の印象が強いです。
中之島線開業後、当初は快速急行を30分間隔、区間急行を10分間隔で設定するなど意欲的なダイヤが組まれましたが、利用は淀屋橋方面に対して低く、複数回のダイヤ修正を経て、前回2011年ダイヤでは準急30分間隔、普通と合わせて10分等間隔という形になっていました。
これが新線に対する可能な形の設定なんだろうなぁとみていましたが、今回更にメスを入れて、優等は総て淀屋橋方面に割り振ることになりました。
それだけであれば、単なるリソース変更ですが、今回は30分サイクルを20分サイクルにし、急行4本、準急2本という構成を急行3本、準急3本に変更していますので、本数そのものも是正したかった意図が伺えます。
特急10分間隔、普通10分間隔が不変で、中間優等は色々と様変わりしてきたここ最近の京阪ですが、今回の20分サイクルはパターンとして手堅く、当面はこの形でいくような印象です(自信はありません:苦笑)。
中之島線の優等は無くなったものの、京橋における接続関係は3分後に特急、5分後に急行、準急という形が維持されており、ほぼ従来ダイヤと同じであるため、割り切れば分かりやすいパターンという事で、それほど問題は無さそうな気もします。
新線なので期待したいところはありますが、実際の利用に即するのも大事なところですし、まぁこの判断で良いのだろうとは思います、はい。
-----
2)平日22時台の京都方面特急設定見直しについて
特急関係の変更点として目立つ項目になっています。
現行ダイヤでは、平日は22時台から特急が15分間隔になり、間に準急2本、もしくは快速急行1本、準急1本が走る形になっていますが、新ダイヤでは特急が22:00、10、20、40、23:00という設定になり、22:30、50に急行が設定される事で、淀屋橋口の上位優等が概ね10分間隔となりました。
本数だけ見れば、現行ダイヤでは特急4本、快速急行1本、準急7本の計12本なのが、新ダイヤでは特急4本、急行2本、準急4本、区間急行1本の計11本となっており、本数は整理されており、中之島線系統の快速急行(ひこぼし)が廃止され、その分淀屋橋系統の急行が新設されるという、日中時と同様のリソース変更、利用に対する適正輸送力化の狙いがあるのだと思います。
-----
3)通勤時間帯の列車の運転区間変更、時刻修正他調整
その他、淀の関連で運用上の調整があり、特にラッシュ時は運転区間変更や時刻修正があるようですが、コメントは省略します。
一点だけ、朝ラッシュ時ピーク後の通勤準急2本を準急にすることで、守口市停車列車を早めたという部分は、混雑率が下がってきているので利便性にシフトさせたと捉える事ができそうで興味深いです。
従来の通勤準急は利用分散の観点で守口市を通過していた訳ですから、特段パターンの変化無しに準急に変更できるという事は、そういう事なのかなぁとは思うのですが、どうでしょう?
-----
関東圏外なので一般的な感想になってしまいましたが、オイラとしてはこんな感想です。