2013年3月 4日

2013年2月25日京王線新宿駅で夜間帯の利用状況を見る!!

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 2013年2月25日に京王線新宿駅における新ダイヤの夜間帯(22時台)の利用状況調査をしましたので、報告します。

 他の時間帯と異なり、サイクルパターン変更がある時間帯のため、個人的に注目していました。

 新ダイヤの状況はいかがなものでしょうか?

 以下、コメントです。

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図-1:22時台ダイヤグラム

 まずは調査対象22時台のダイヤについてコメントをば。

 上記の通り、基本的に12分サイクルに特急、急行、各駅停車の3本が設定されていますが、都営線からの直通を確保する関係で急行1本が都営線系統に割り振られ、その分新宿発が各駅停車になっていたり、快速が1本設定されています。

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図-2:22時台利用状況データ

 <全体の傾向>

 グラフを見て分かる通り、特急の利用率が高く、特に後部車両が高めになっています。

 急行と各停は先頭付近は座席が埋まらない状況になっており、急行については後部車両の一部で立ち客が出る程度となっています。

 これらは新宿の構造上の傾向であり、着席が困難であれば特急にシフトしているあたりは自然な流動になっていると思います。

 <パターンの中のバランス>

 新宿は始発駅なので、着席需要も高く、前述のような適度なバランスに収まっています。

 利用率の高い特急が10分間隔(ただし22:40が最終)から12分間隔になったため、22時台前半に関してみれば最速優等が減った形になりますが、前述の通り着席需要もあることから、集客だけ見るならば、前後時間帯の列車の影響もありそうです。

 それは、22:12の特急の利用率が他より高めであることから伺えることが出来ます。

 前述の通り都営線からの急行、快速が22時台に1本ずつあり、急行は新宿発の置き換え設定であり、新宿発の22:13の急行はありません。

 その結果、直前発車の22:12の特急、1本あとの22:25の急行の利用率が高めになるというロジックのようです。

 急行の置き換えとして各駅停車が設定されており、この列車の利用率が急行と同等程度あるため、各駅停車の輸送力確保という観点で見ると、これはこれで良いような気もしますが、やはり急行は等間隔で設定し、都営線系統は区間急行もしくは快速でというほうがスマートなのかなぁと思ったりです。

 なお22:12が混んでいるといっても「比較的」であり、それほど混雑率が高い訳ではないので、全体的に見ると、総じて良い感じかなぁとは思っています。

 23時台に近づくにつれて、特急の利用も少しずつ減っていっていますので、緩急比率1:2の12分サイクルは結構良い感じかなぁと感じます。

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 以上です!!