2013年5月 9日

西武池袋線1988年12月改正朝ラッシュ時ダイヤを作成してみる!!

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 西武池袋線の朝ラッシュ時に通勤快速という続行専用列車が設定されていた事は記憶に新しいところですが、何となく続行対象の急行と停車駅を変える事で列車を詰めて60分あたり29本目を挿入しただけという記憶でした。

 ところがふと先日、通勤快速の前後は区間によってはサイクルが伸びていて、他の列車の調整の工夫もあって達成されたダイヤだったというネタを知りました。

 そうなると気になるもので、設定当初の1988年12月改正時刻表を元に朝ラッシュ時ダイヤを作成し、確認することにしました!!

 以下、コメントです。

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図:朝ラッシュ時ダイヤ

 <ダイヤの格子>

 15分サイクルに飯能発の急行、通勤急行、小手指発の通勤準急、各駅停車、所沢発の準急、保谷発の各駅停車、石神井公園発の各駅停車各1本ずつ、計7本が設定されるのが基本です。

 これが4サイクルで28本となり、29本目として所沢発の通勤快速が設定される訳ですが、よくよく見ると通勤快速が挿入されるサイクルは以下の点で他のサイクルと異なっていることが分かります。

 ・各駅停車の保谷発、石神井公園発の配列を変更
 ・通勤快速後の準急は後続の通勤準急と池袋口で続行運転

 通勤快速挿入部分の前後の同種別間隔を確認すると、17~18分程度間隔が開いている箇所も部分的にはあるのですが、急行と通勤快速が石神井公園から1分続行となり、その後の準急と通勤準急も同様の続行を行う事で各駅の待避時間を短くしています。

 その結果、各停の池袋着時刻を遅らせない事で、池袋口は基本徐行で各停の後追いとなる優等を素早く池袋に到着させて、14~15分サイクルを達成しています。

 池袋口で見るとちゃんと60分あたり29本設定されていますから、なるほどなぁという感じですね!!

 確認出来て良かった良かった♪♪