2013年8月4日京急線工事調査(5) 京急蒲田編その2
2013年8月4日に京急線の京急蒲田駅付近高架化工事の状況を確認してきましたので、複数回に分けて報告します。
その(5)として、京急蒲田駅終点方の状況です。
京急蒲田駅の雑色方の状況ですが、下り線高架化後に仮下り線を撤去し、仮線があったために施工できなかった柱の構築等が進められています。
このあたりが仮下り線が斜めに高架下を通り、仮設高架橋のアプローチで上って行く範囲になります。
既にアプローチ施設は無くなっており、本設の柱を構築しているのが分かります。
柱盛り替え後は仮柱を撤去する事になりましょう。
環八手前の部分は仮高架橋施設は綺麗さっぱり撤去されていますね。
このヤードは環八上の桁撤去時に使用する事になるのでしょうか?
環八上部の桁はスパンが長く、撤去も一苦労という感じです。
現場を観る限り、まずは前後区間の撤去を優先しているようですので、その後この範囲の撤去という流れになる模様です。
環八より雑色方の範囲においては、まだ仮設高架橋が残っている状況ですが、沿道掲示の記載からまもなく撤去工事が行われる模様です。
実際現地も撤去に向けた準備がなされており、順次撤去していくものと思います。
その準備状況から見て環八に近い側から撤去していくようですね。
もう少し雑色方に進むと、側道を跨ぐ形で門型の橋脚により仮設高架橋を構築している範囲となります。
沿道掲示で桁撤去に際して、夜間道路交通止めにて施工というのも頷ける状況です。
更に雑色方に進むと、仮設高架橋自体が少しずつ下り勾配になることもあり、ヤード範囲に収まる形となります。
このあたりは本設高架橋を仮線方式で構築した箇所のため、残工事は殆ど無いようでヤード内はスッキリした状態になっています。
アプローチの地上に近い範囲はシートパイルによる土留め+盛土構造になっています。
手前に敷き鉄板があること、重機械の移動の形跡があることから、仮設高架橋面も移動ルートとして活用しているものと思われ、であるからこそ京急蒲田方から撤去という感じなのかなぁと思わせる状況です。
京急蒲田駅付近高架化のステップにおいて、いかに環八交差部の高架化を早めるか?がポイントであった訳ですが、この仮設高架橋がやはり大きな効果をもたらしたと思う訳で、残工事が残ってしまうのは当然として、早期に効果をもたらした施工計画に拍手を送りたいです!!
仮設高架橋への線形を構築する上で、高架橋の本設柱が支障してしまっていたため、写真-9の通り、アプローチ端部から本線への接続位置において、仮設柱のままの状況が残っています。
既に本設柱構築に向けた杭工事が行われているのも確認できたので(写真手前)、今後工事が進んでいくものと思います。
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その(6)に続きます。
##お盆休みのネタを挟んで再開します!!