2013年10月24日

2013年10月24日京成線京成高砂駅施設調査

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 2013年10月24日に京成線京成高砂における金町線高架化に付随する新出入口整備状況を確認しましたので、報告します!!

 この新出入り口の未整備状況については以下を参照願います。

 <過去の京成高砂駅施設調査>
 ・2010年7月11日調査 https://okiraku-goraku.com/2010/07/20107111.php
 ・2010年6月 7日調査 https://okiraku-goraku.com/2010/06/post-574.php

 以下、コメントです。

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写真-1:金町線改札口付近状況

 過去調査の報告でわかるとおり、この新出入口整備に際しては、計画はあるも他施設と開業時期が異なるため、金町線脇部分にシャッターを設け、そのシャッターが閉じた状態でした。

 使用開始になり、こうして改札脇に新出入口への通路が出来上がりました。

 ロケーション上、間口があまりありませんが、誘導タイルは自動改札機から極力離すなどしていますね。

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写真-2:新出入口への通路状況

 新しい出入口は踏切を横断した位置で地上に降りるルートとなっており、改札口からはやや距離があります。

 そのため、新設部分の通路は金町線施設に沿って幾分通路を進む形になっています。

 通路形状が一定幅ではないのは、高架橋を用地幅に沿って構築した結果であると思われます。

 狭い部分基準で構築することもないので、可能な限り広くした感じでしょうか。

 エレベーター利用者と階段利用者双方にとって最短距離で移動することを考えれば、こうなるのかなぁと思う次第です。

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写真-3:エレベーター乗り場状況

 写真-2通路の左側を直進していくと、突き当り右側にエレベーター乗り場があります。

 エレベーターは一般的な規模で、地上階の出口方向の関係で出口が90度方向に設置されているタイプですね。

 エレベーター構造体は完全に高架橋構造とは別になっていて、現段階ではよくわかっていませんが、今後の将来計画を見据えているような気がしないでもありません。

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写真-4:階段状況

 新出入口施設は踏切脇にあった狭隘なスペース部分にコンパクトに構築されました。

 そのため、階段はUターン程度で上り切る段数が稼げず、マンションの非常用階段のようなジグザグ形状で構築されています。

 このような形状の公共施設の場合、防犯上外界から見えなくなるゾーンを設けないように配慮することが多いですが、階段周囲の壁面のパネルを半遮断形状にする工夫がありますね。

 照明は設置されていますが、自然光も採り入れることができますし、外の景色が若干でも見えるのはいい感じです。

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写真-5:新出入口施設全景1

 新出入口施設全景です。

 前述のとおり階段部分の壁面は半遮断材料が用いられています。

 外観的にもコンコース階の高欄と同一部材にすることで統一性が保たれていますね!!

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写真-6:新出入口施設全景2

 高架橋の柱がガツンと建っている脇にエレベーター施設が構築されているのが分かります。

 付帯道路の位置関係、昇降施設としての目的を踏まえた配置なんだなぁという感じですね。

 数年前に見た計画ではエレベーターは描かれておらず、多少計画変更をしたのかな?という感じですが、良い施設が完成したと思います。

 以上です!! (やっと確認できました・・・)