2013年12月 7日

1982年の京阪線朝ラッシュ時ダイヤを作成してみる!!

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 先日、1982京阪時刻表をゲットしました。

 土井・寝屋川信号所間高架複々線完成に伴うダイヤ改正という事で、貴重な時刻表であります!!

 複々線区間延長の効果が朝ラッシュ時ダイヤに反映されていると思われたため、ダイヤグラムを作成してみました。

 以下、簡単にコメントしたいと思います!!

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図:京阪線朝ラッシュ時ダイヤ(1982) ※複々線区間の破線は緩行線走行を示します。

 京橋において最大本数時間帯60分あたりで見ると、特急3本、急10本、準12本、区急9本、普9本の計43本運転になっています。

 複々線区間の使い方としては、萱島~守口市間は優等線25本、緩行線18本、守口市~京橋間は優等線31本、緩行線12本となっています。

 複線区間では29本の設定となっており、ほぼ限界容量まで走らせている印象です。

 ダイヤパターンとしては20分サイクルベースになっており、ある程度はパターン化されているものの、区間列車をピーク時に挿入する関係で、京橋段階では特急のスジを寝かせてパターンがやや20分を超えていたりするあたりがダイヤ構成上の制約なのかなぁという感じでしょうか。

 天満橋~淀屋橋間の複線区間においては28本運転で、極力上位優等が淀屋橋まで走る設定になっているものの、区急3本、普通3本を設定しています。

 これらは近距離区間の淀屋橋利用に対する利便性維持という観点がありましょうが、両列車が等間隔ではなく特急の前後スジになる部分に設定されているのは興味深いところです。

 特急が最優等で車両的な面とか混雑面で前後でケアーする必要があるという意味なのか、特急を挿入するがために前列車間隔が広くなる準急をあえて淀屋橋行にせず、これら列車に分散して京橋までの混雑分散を図るといった面もあったりするのかなぁと思ったりです。

 なかなか興味深いダイヤでした!!