2014年1月20日 京王井の頭線下北沢駅付近工事調査(1)
2014年1月20日に京王井の頭線下北沢駅付近の工事調査をしましたので、2回に分けて報告します。
その(1)として、池ノ上~下北沢間の高架橋改良工事状況です!!
以下、コメントです。
井の頭線の下北沢駅付近の工事は大きく分けて3つあり、(1)駅部改良と(2)小田急線交差部の橋梁架替と(3)池ノ上方盛土の高架橋化となりますが、このうち未確認だった池ノ上方盛土の高架橋工事状況に今回は着目してみた次第です。
盛土の高架橋化の目的ですが、線路に平行するアクセス道路を整備するためのもので、線路切換をすることなく構造を変更するため、軌道を工事桁で仮受けする施工方法を採用しています。
施工手順としては、線路面へのアクセス整備という事で線路脇に構台を構築するとともに線路内の土留め、杭の施工を行い、軌道を工事桁で仮受けしたのち、盛土を撤去して高架橋を構築する形です。
池ノ上駅から見た工事桁仮受け区間の状況です。
駅中間部分から下北沢方の区間が仮受け構造になっているのが確認できます。
現場の状況としては、既に軌道を工事桁で仮受けする構造に置き換わっており、線路下部分の盛土は撤去されている状況です。
下北沢から池ノ上にかけて、周辺の地盤高さが変わる区間ということもあり、今回の構造変更範囲と従来範囲の変更点付近(茶沢通りの池ノ上方)に土留めが構築される形になります。
最終的にアクセス道路になる部分の現状です。
盛土が撤去されている事からスペースは生み出されていますが、工事用スペースとして活用されている状況ですね。
構台は下り線方に設置されており、資機材の上げ下げはそちらで行う感じですね。
仮高架橋杭は軌道位置を避けた位置に構築せざるを得ず、図面から3本支持になっていますが、これが本設高架橋構築に支障しないようになっており、今後は狭隘スペースで本設高架橋を構築していき、軌道受替、仕上げという流れになっていくものと思います。
また機会があったら確認しますね!!