コースター評価:高飛車(富士急ハイランド) その1
2014年4月26日に初乗車した富士急ハイランドの高飛車について、感想・評価コメントをしておきたいと思います。
従来の富士急コースターのいずれともスタンスが異なる感じで、なかなかトリッキーかつ複雑でありました。
よって2回に分けるとし、本日は前半パートについて記したいと思います。
以下、コメントです!!
写真-1:コース全景
高飛車はムーンサルトスクランブル(乗りたかった・・・)の跡地エリアのまとまった長方形スペースにコースが敷き詰められています。
やはり目が行くのはギネス記録となる121度のドロップと垂直リフトアップ部分になりましょう。
他の部分は旋回・回転が複雑に敷き詰められていて、乗ってみないとよく分からない感じが興奮しますね。
ドドンパのシンプルなコース構成とは真反対のベクトルといった感じです。
写真-2:乗り場全景
乗り場は建物の中に入っており、外観からは全く見えない状況になっています。
建物は2階建て相当の高さで、乗り場は2階部分にあるため、スロープ形状の通路(通常待ち列ゾーンになっている)を進むと、すぐに乗り場ホームがあるような感じです。
1階部分にはバックヤード的な部分もあるようですが、高飛車の一つの特徴である建物内コースギミックの配置があるため、なかなか絶妙な施設配置になっている模様。
施設屋(いつから?)としてはテンションが上がります(笑)。
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コースター車両は横に4人が並ぶ形で2列あり8人乗りです。
後ろの座席は幾分位置が高く、前方視界に配慮した形になっていますが、前に乗ったほうが視認性が高く楽しめそうではあります。
安全設備としては、上からハーネスを降ろす形になっており、旋回も121度ドロップもOKな状況ですが、足元スペース的にどう踏ん張れば良いか悩む感じ?
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出発すると、真っ暗の建物内を進みUターンします。
すると途端にドロップするからびっくり!!
建物の2階部分から1階部分に落ちる小ドロップなのですが、心の準備が出来ていない状況からいきなりのドロップですから、相当怖いですね。
んで、ドロップの勢いからそのまま右水平旋回しつつ、いつの間にか頭が地面に対して下を向いているに気づきます。
え?何?ループしていの?とか思ったら、進行方向に対して時計まわりのスパイラル旋回しています。
コースター用語でいうところのハートラインロールという奴ですが、旋回から入ってUターンする部分に含まれている事と、真っ暗状態というシチュエーションが相まって、独特な面白さ・怖さを演出しています。
個人的に今回高飛車に初乗車した中で強く印象に残った部分かな!!
写真-2:急加速からひねり回転へ!!
ハートラインロールを過ぎると左旋回し、前方に半円形のドームらしきものが見えてきたので、ドドンパのような急発進に備えるのね、と思ったら手前にある小ドロップを下ったと同時に急加速してドームを突き抜けていきました。
リニアランチ方式の詳しい仕組みは分かりませんが、非常にスムーズに自然走行から加速走行できるものだなぁと感心した次第。
ドドンパの良ーいドン加速方式も良いですが、高飛車の場合は手前にギミックがあるので連続性があって良いのかと。
ドームを抜けるとさっそくひねり回転ゾーンに突入します。
旋回ゾーンでは最も高い位置の最初のひねりは、線形はシンプルなスパイラルですが加速から突入している部分で多少の激しさも感じられる印象でしょうか。
状況がよく呑み込めていないという事も乗車感に影響を与えているかもです。
写真-3:ひねり回転が続く!!
最初のひねり回転パートを抜けると、次はUターンするパートになります。
最初は同じ進行方向に対してひねり回転で位置を変える線形ですが、次は逆の進行方向に対してひねり旋回をするため、旋回途中でひねりが逆に変わります。
このあたりは線形の妙で乗り心地と面白さが共存している印象です。
オイラもこのあたりで状況が呑み込めてきました(笑)♪
写真-4:更に回転ひねりが続く!!
Uターンパートから間髪おかず、更に回転ひねりが続きます。
高さが無い旋回のため、結構Gがかかる感じですが、もう慣れてきたかなぁ(笑)。
写真-5:軽くキャメルバックする!!
前半のひねり回転はここまでで、続いては幾分上り勾配から緩やかな線形で軽くドロップするキャメルバックとなります。
このあたりから121度ドロップが脳裏にチラついてきますね(笑)。
写真-6:建物の中に突入!!
前半パートはここで終了となり、建物に入ってUターンして後半パートとなります。
いよいよ121度ドロップです!!
明日に続く♪♪