コースター評価:高飛車(富士急ハイランド) その2
2014年4月26日に初乗車した富士急ハイランドの高飛車について、感想・評価コメントをしておきたいと思います。
本日はギネス121度のドロップを含む後半パートについて記したいと思います。
以下、コメントです!!
写真-1:垂直リフトアップでドキドキする!!
さて、いよいよ121度ドロップです。
121度ドロップはこのコースターの最大の醍醐味とも言える存在でしてね、コースのちょうど真ん中にあるのも何とも憎らしい演出じゃないですか。
いやが故にもテンションが上がってくる訳ですが、手前にある垂直リフトアップはそのテンションをより上げるナイスな存在だと思います。
というのも、垂直に上がる事から見える景色は空だけ。
これからどういう状況が起きるのかを視覚的に見せない訳です。
121度ドロップに向けたお膳立てとしては最高のシチュエーションだと思います。
ん~、実にタマランです。
写真-2:ドロップ手前でストップ
垂直リフトアップから車体が前方に傾きはじめ、いよいよかと思った瞬間前方に向かって加速するので「おうっ?」と思うもブレーキがかかり、いったん車体が完全に止まります。
その後少しずつ前方に進むも、まだ制御された動きという感じでじらされます(苦笑)。
ドMには堪らない一瞬と言えましょう!!
写真-3:121度ドロップ!!
今か今かと思いつつ、車体が真下を向いたあたりでブレーキ制御が解除されてフリーになります。
90度超えの未体験ゾーンのドロップは、表現が変ですが「ギリギリ踏ん張れる怖さ」というのが率直な印象です。
乗る前の怖さというかイメージよりは、全然大丈夫でした。
おそらく既に前段部分で加速とかドロップとか色々とこなしているので、体がある程度慣れている部分も体感的にはありそうです。
もちろんドロップとしては他のものとはくらべものにならない衝撃ですが、高さが絶妙なこともあり、慣れれば「気持ちいい」という表現になるのかもしれません。
写真-3:後半のひねり回転その1
ドロップ後、上り勾配から時計回りに180度スパイラルしつつドロップするひねり回転となります。
ここから3回あるひねり回転は線形の妙か、トップ部分で若干の「ため」が入ります。
いわゆる「浮き」が生じ、何とも言えない浮遊感が楽しめます。
前半のひねり回転がどちらかというと荒っぽいのに対して後半のひねり回転はマイルドな感じ?
写真-4:後半のひねり回転その2
2回目はUターンするパターンのひねり回転で、トップ部分は車体が下向きになります。
前述の通り浮きが感じられ、なかなか楽しい部分です。
写真-5:後半のひねり回転その3
ラストはトップ部分から反時計ひねりしつつドロップする回転となります。
浮きからのひねりがなかなかスムーズで、最後の余韻が心地よく残りますね。
写真-6:やや上り勾配からブレーキゾーンに突入
ひねり回転後は、やや上り勾配を進みそのままブレーキゾーンとなります。
ブレーキもリニアの仕組みのようで、スムーズに速度を落とすためショックが無いですね。
写真-7:高飛車のまとめ
以上、高飛車ですが、乗車前のイメージと乗車後のイメージが大きく異なるコースターというのが率直な印象です。
乗車前はとにかく121度のドロップばかりに意識が行っていましたが、この高飛車の面白い部分はむしろ「ひねり回転」にあると思いました。
暗闇のドロップ、急加速からの荒っぽいひねり回転、121度ドロップから続く浮きのあるひねり回転というギミック・コンテンツは敷地制約等から考えると、なかなか良く出来ていると考えます。
富士急の他のコースターがあるからこそ存在して良いコースターなのかなぁと思います。
若干ムーンサルトスクランブルのエッセンスが残っているような感じがするのも嬉しいかなと。
十分満足できました!!
◆落下的スリル:★★★★☆(良好)
◆コース的スリル:★★★★☆(良好)
◆爽快感:★★★★☆(良好)
◆総合満足度:★★★★☆(大満足)