2014年5月6日東急東横線日吉駅付近工事調査(1)
2014年5月6日に東急東横線の日吉駅付近の相鉄直通線関連の工事状況調査をしましたので、複数回に分けて報告します。
その(1)として日吉駅付近の状況です。
工事の開始に伴い、線路施設周囲に工事のための仮設物が設置され始めています。
たとえば駅終点方の側道部分の線路側は通常の柵のところ、仮フェンスが設置されています。
日吉の終点方は直通線の線路敷設のため、東横線の位置を外側に切り換える変更を含めた構内配線改良を行うわけですが、そのために線路周囲の構造改良が必要ですので、作業ヤードの整備が行われているという感じでしょうか。
法面部分にも仮囲い等が設置されていますね。
駅を出てしばらくすると高架橋区間に変化しますが、この付近で東横線上り線は現在よりも外側に線路をシフトさせることが掲示されている図面から読み取れるところです。
現行はこの付近で目黒線の引上線が無くなることにより上下線が寄る線形ですので、写真-3で言うところの細道脇のラインをそのまま伸ばした位置に高架橋を増設することになろうかと思います。
現在の東横線が複線でこの位置という事は、少なくとも+2線ぶんの線路スペースが必要になる訳で、前述の上り線側の拡大と合わせて、下り線側も拡大が必要になります。
下り線もこのあたりで現在線の横に完全に1線少々のシフトが必要になるものと思われ、現在は作業ヤードになっている部分の少なくとも半分程度は高架橋構築範囲になるものと思われます。
ちなみにこのあたりは将来直通線が地表レベルを走行することになるため、交差道路は整理される形になるようですね。
現行の高架橋区間の開始地点付近は周辺地形も勾配を持っているので、直通線が地下にもぐるためのアプローチ部分といっても地面に沿って走るような、そんな区間です。
この付近の工事概要を見ると最初は掘削工が行われるとの事ですから、直通線の線形構築にふさわしい形状にしていくのかと思います。
このあたりは直通線のアプローチを東横線直下に設けるため、高架橋構造を改良する必要がある区間です。
直通線を通すため、現在3柱式の高架橋の真ん中の柱を無くし、両端の柱を幾分外側にシフトさせる(掲示の図面から確認)という改良が行われるようですね。
なかなか興味深い状況になってきました!!
その(2)に続きます。