赤散歩 その(8) 南太田~杉田間
先日自分の中でのGWの締めくくりとして、京急沿線散歩を進めました。
今回は南太田~杉田間です。
5駅間ですが、過去最大に地形の起伏が富んでいて、まさかの山登り状態にヘトヘト(苦笑)・・・
以下、散歩の中で気づいた事や感想を述べていきます!!
前回終了した南太田駅から散歩再開です。
南太田駅は2面2線の駅から優等列車の速度向上を図るため、1987年に待避線を持つ2面4線(新幹線型配線)駅へと変わりました。
古い国土地理院の地図をgoogleで見るサービスがあり、1970年代の旧駅を確認すると、今の改札口付近にホームがある構造だった事が分かります。
2面4線化するにあたり、地形的制約はあるも比較的スペースのあった終点方にホームを移設させることで追い越し線スペースを捻出した形のようです。
そのため、階段からホーム位置まで若干離れているんですね。
なるほど~!!
極力線路付近を歩くスタンスでしたが、南太田から井土ヶ谷までは地形的に道路が無いため、素直に平戸桜木道路を進みました。
駅周辺は結構にぎやかな感じですが、他路線と幾分離れたエリアであり、駅の利用も比較的多いようですね。
弘明寺とともにエアポート急行停車化で利便性が向上したのも数字的には納得なところでしょうか。
井土ヶ谷からは多少線路脇の小道を進んでも行けそうだったので、細道を進んでいくも、やっぱり途中から平戸桜木道路に頼ることになりました。
弘明寺駅の周囲は細道しか無いロケーションですが、地形的なことと、駅のすぐ裏に弘明寺があることが関係しているのでしょうか。
とりあえず駅に到着したので、ルールの改札口写真をパチリ。
橋上駅舎ですが、思いのほか広いコンコースでビックリ!!
休憩がてら改札口付近で乗降状況を確認していましたが、下りだとエアポート急行の下車が多いようで、ダイヤの狙い通りといったところでしょうか。
南太田で普通を追い越すパターンなので、基本エアポート急行となっていることもあって、その旨の掲示がされているあたり「なるほどなぁ」という感じです。
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弘明寺から上大岡に向かうにあたっては、やはり弘明寺(寺のほう)を通りたいと考えましたが、そもそも経由する道しかなかったため(笑)、無事雰囲気を味わうことが出来ました。
駅としては京急のほうが近いですが、横浜市営地下鉄の弘明寺までの通りがアーケード1本道になっていて、地下鉄駅が弘明寺を名乗るのも納得できる感じですね。
弘明寺付近の地形の起伏があるところは幾分線路から離れた道でしたが、しばらく進むと周囲の地形が平坦になり、高架橋の脇を進んでいけるようになりました。
弘明寺~上大岡間の高架化ですが、京急の年表を確認したところ、下り線は1987年10月、上り線は1988年11月となっており、仮線方式で1線ずつ高架化した事が伺えます。
このことは現地を歩いている際に切換口と思われる部分の処理、高架橋の柱の配置から読み取れましたが、やはり施設の歴史に生でふれる事は萌えますね。
これぞ散歩の醍醐味という感じ♪
さすがに上大岡はにぎわっていまね!!
歩きやすいエリアであるからこそ、細切れにするという甘えが出るのが嫌だったので、もう少し頑張ることにしました。
まさか上大岡~屏風ヶ浦間が予想以上に厳しい区間だとは思わず・・・(苦笑)。
上大岡を出ると、すぐさま高架橋区間になります。
ずいぶんと格好良い形状の高架橋ですが、施工時期は弘明寺方より幾分遅い時期で、上り線は1996年5月、下り線は1997年6月とのこと。
1線ずつの高架化で約1年のずれが施工的になるほどといった感じ。
仮線部分がそのまま道路になったような感じでしょうか。
途中道が細かくなりそうですが、とりあえず屏風ヶ浦まで抜けることが出来そうなので、極力線路のそばを進んでいくことにしました。
地図で見た感じ、一箇所のトンネル周囲の起伏があるだろう事は伺えましたが、まさかここまで勾配区間を登ることになるとは思わず・・・
まぁ、上から見下ろす町並みが綺麗だったので、よしとしましょうか♪
とても散歩であるくような雰囲気じゃない閑静な住宅街を抜けて、下り坂を進むとなんとか屏風ヶ浦に到着です!!
屏風ヶ浦駅は改札脇のコンビニが改札口と一体になっていますが、デザインが赤でなかなか格好良い感じ。
こういうスタイルの駅が今までも幾つかありましたが、選定駅をみると、そこそこ少なめの乗降客の駅での形といったところのようです。
屏風ヶ浦から杉田までは線路脇の平坦な道を進むだけで楽チンでした。
2時間目安でほどよいタイミングということで、ここで終了です!!
京急で帰るのが楽ですが、シーサイドラインのダイヤ改正後の時刻表が確認したかったので、新杉田駅に立ち寄って、根岸線経由で帰りました。
また、機会があったら続きをやりたいと思います。