2014年5月25日東急大井町線工事・施設調査(1) 下神明駅前編
2014年5月25日に東急大井町線の工事・施設調査をしましたので、複数回に分けて報告します。
その(1)として下神明駅のホームと階段施設状況についてです。
以下、コメントです。
下神明駅は非常に狭いホームで、昇降設備がある部分のみかろうじて施設スペースがある、そんな印象の駅ですが、エレベーターの整備が完了したとの事で、大変興味深く観察した次第です。
まず、ホームの状況ですが、外壁部分が仮フェンスというかパネルに置き換えられており、ホーム面も仮設状態になっています。
ホーム中央部の昇降設備があるあたりは、上下線間をつなぐ形で幕屋根が設置されており、従来とは大きく印象を変えていますが、部材形状的にもう少し設置範囲が広がりそうな感じです。
スペースが無く、周辺に工事ヤードが期待できない環境であるため、軌道内に木製覆工が敷き詰められているのが本工事の特徴を示していると言えそうです。
改札口付近は周囲が工事範囲にあり、囲われた状況といった感じですが、床面の仕上げを見ると本設かのような部分もありますね。
出来る範囲は最終形で整備ということなのかと思います。
改札口から改札内コンコースを見ると、このような施設状況になっています。
右側が上下ホームへの階段で、左側が上下ホームへのエレベーターに繋がる通路です。
スペースが狭いため、上下ホームへの移動経路を上下2段式にすることで、経路スペースを確保しているというかなり苦心したレイアウトと言えましょう。
コンコース階のエレベーター通路空頭を確保できる位置に階段の中層階が設けられています。
ここから上下ホームに分かれて階段を上がっていきますが、いずれも中層階から数段上がった位置から90度折れ曲がるルートになっているあたりが、ギリギリの設計を伺わせます。
オイラ的に萌えるところです(笑)。
下りホームから見た階段状況です。
警告タイル4枚程度ですが、現時点では1.2m程度の幅になっていますが、右側(外壁側)が工事のため仮仕上げになっている事から、工事完了段階ではもう少し広がりそうです。
何とか1.5mを確保する感じでしょうか。
上りホームは左右の仕上げが本設のため、これが最終形になろうかと思います。
警告タイル6枚分で概ね1.8m程度の幅になります。
中層階の通路幅はこの上り側階段に合わせた幅という事になるでしょうか。
スペースの中、できる限りの施設を構築したという思いを強く感じるところです!!
その(2)に続きます。