2014年9月 2日

2014年8月31日東急東横線工事調査(1) 祐天寺駅編

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 2014年8月31日に東急東横線の工事調査をしましたので、複数回に分けて報告します。

 その(1)として祐天寺駅の状況です。

 以下、コメントです。

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写真-1:起点方状況(全景)

 駅コンコースに掲示されている工事概要を見ると、起点方の上り線脇に構築している構造物は擁壁のようです。

 今までは基礎構築の段階でしたので、よく現地が見えないこともあって普通の高架橋かと思ってて居ましたが、擁壁に訂正します。

 従来も高架橋の柱間に間仕切壁を設けてあたかも擁壁のようにしていた場所ですので、新設構造物も擁壁でという事のようです。

 計画図面のハッチング範囲から、このアングルの範囲は擁壁となる模様です。

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写真-2:起点方状況(擁壁構築箇所)

 工程表を見ると、すでに鉄筋の配筋やコンクリートの打設をしているようですが、起点方のほうに動きが見えていることから、起点方から施工を進めている状況のようです。

 緑色のネットの線形が高架橋拡幅範囲という事になろうかと思います。

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写真-3:ホーム状況(全景)

 ホーム部では上家改修工事が進められており、ホーム上家が設置されている範囲全域に仮囲いが設置されています。

 上家は現行の直線的なものから、既存位置より高くなるカーブ状の屋根になることが計画から確認が出来ますが、現行の屋根の機能を維持しながらの整備になるものと思われ、仮受け等の処理を行いながら施工を進めていくものと考えます。

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写真-4:既存上家支柱補強状況

 目に見える状況として、現行の上家支柱の左右に補強材のようなものが設置されています。

 一般的な方法であるならば、支柱を撤去して別の構造に置き換えても大丈夫なように、補強材で仮受けするのかなと思います。

 上家の構造を完全に置き換えるような感じなので、スパンを変えるなり現行構造物の支障を回避することも出来そうですが、普通に考えれば支柱の位置は変えずに補強なり置き換えたい感じかなとは思いますので、その段取りかなぁと考えるところです。

 ぱっと見た感じでは大半の柱が同様の状況になっているようですしね。

 具体的な施工方法は暫くしてから確認したい感じです。

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写真-5:階段部状況

 上家改修と併せて外装改修も実施されており、その範囲が階段の側壁も含まれるため仮囲いが設置されていました。

 今後動きが出てくるものと思います。

 祐天寺駅については以上です!!