京急線2014年11月8日改正ダイヤについて!!
京急線ダイヤ改正の新時刻表をゲットしましたので、2014年11月8日改正ダイヤについてコメントしたいと思います。
今回については大きな変更は無く、微調整という印象がありますが、その調整の中にエアポート快特の所要時間短縮という施策上アピールしたい部分が含まれているため、その部分が目立っている印象ではあります。
従来通り、空港輸送以外のキモは維持した上で空港輸送施策の補正をかけているといったところでしょうか。
以下、コメントです!!
<エアポート快特のスピードアップについて>
現行運行形態の基礎となる2012年10月21日のダイヤ改正において、エアポート快特が品川~羽田空港国際線ターミナル12分25秒、国内線ターミナル15分15秒、快特が品川~羽田空港国際線ターミナル12分55秒、国内線ターミナル15分45秒という設定で運行されました。
時刻表的には、
品川発12:02-国際線ターミナル着12:15-国内線ターミナル着12:18(エアポート快特)
品川発12:12-国際線ターミナル着12:25-国内線ターミナル着12:28(快特)
となっていて、30秒の所要時間差が時刻表上の表記で潰される形でした。
品川駅で発着状況を確認すると、02、12分発といいつつ秒設定は限りなく03、13に近い設定になっているのかなといった感じでしたね。
新ダイヤでは、
品川発12:03-国際線ターミナル着12:14-国内線ターミナル着12:17(エアポート快特)
品川発12:12-国際線ターミナル着12:25-国内線ターミナル着12:28(快特)
となっており、快特は従来のままでエアポート快特の所要時間が時刻表上2分短縮となっています。
あくまで秒の端数で従来が1分多い形になっていたため、実質1分程度の時間短縮がなされたという事になろうかと思います。
エアポート快特の品川発車時間が1分繰り下がっていますが、恐らく前述の通り他の快特が*2分台でも限りなく*3分に近い設定のため、秒単位の出発差ではあると思いますが、その差の吸収が京急蒲田の通過だけでは普通のスジにあたりが出そうな感じもします。
が、普通のスジは従来ダイヤと変更がないため、120km/h運転の本線系快特と同じ時刻設定で走っていることから見て、待避時間の設定にバッファがあるのかなと思うところ。
ただ、エアポート快特はアクセス特急に繋がるスジで120km/h運転も出来る訳でして、限定で120km運転をするのでしょうか(改正後に確認したいところ・・・)。
平和島~大森町間の高架化アプローチ区間が本設ルートになりスジを起こす事が可能になった部分はありましょうが、それだけで達成される短縮という感じはしないかなぁ。
そのあたりは後日確認してみます!!
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<早朝・夜間帯のエアポート急行の拡充について>
色々と書いてありますが、京急本線系、直通先との絡みで空港輸送がパターン化出来ていない早朝・深夜帯の中で運転間隔が開いている部分等の是正が図られたという事になります。
空港輸送を快特で担える時間帯以外はエアポート急行を主体として運行していますが、その運行の細かな調整を図ったというのが実態かと思います。
そのため、増発という表現がされていますが、特急スジをずらしたり普通が削減されていたりといった置き換えもあるようで(ぱっと見た感じです)、リソースの効率化というか適正化を図ったという感じですね。
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<エアポート急行のエアポート快特化について>
以上のエアポート急行の是正が図られている中で、羽田空港基準で20時後半から21時台にかけてエアポート急行3本をエアポート快特に格上げしています(平日ダイヤ)。
エアポート急行は空港線内の通勤輸送も担っている事から、夕ラッシュ時以降はエアポート急行主体の運行になっていましたが、上りの夕ラッシュピーク後に関しては一部列車を速達化して空港から都心方面の利便性向上を図ったという事になりましょうか。
東京モノレールは22時台後半から空港快速の運転が行われていますが、20~21時台は準速達の区間快速が運転されているのみですので、その意味では良い時間帯の設定かもしれません。
簡単ですが、以上です!!