2014年11月30日神鉄有馬口駅施設状況調査
2014年11月30日に神鉄有馬口駅の施設状況調査をしましたので、報告します。
構内配線改良後は初めて訪れました。
平成25年5月の脱線事故により、原因となった両渡り分岐(ダブルスリップスイッチ)を撤去し、一般的な渡り線に交換し構内配線を見直した形となっています。
それまで融通が利く配線であったため、当然運行制約が出てしまっていますが、見直した配線で出来る運行を上手くこなしているんじゃないかなと思います。
そのあたりコメントします!!
元々DSSがあった部分は片渡りに交換されています。
右側から1~4番線となっていますが、以前のDSS時代は1~3番線から三田、有馬温泉方面に繋がっていました。
DSSを運転再開時に片渡りに交換し、1~3番線から有馬温泉方面に向かえなくなり直通運転を一時停止したものの、その後2番線から有馬温泉方面にDC(ダイヤモンドクロッシング)を介して進めるようにしています。
その結果、1、3番線が三田方面の上下ホーム、2、4番線が有馬温泉方面の上下ホームという形になりました。
このアングルで見ると、三田・有馬方面は勾配区間に差し掛かっており、DSSの位置はなかなか条件の厳しい位置であることが分かります。
2番線から有馬温泉方面へは、DSSよりも駅側でDCを介して4番線と合流する形となり、線形はスムーズになった印象です。
2番線はその関係で構内踏切あたりから線形を変えているようですね。
日中時の着発時刻を確認してみます。
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■新開地から三田方面着/発:毎時02/03、17/18、32/33、47/48
■三田から新開地方面着/発:毎時13/14、28/29、43/44、58/59
■有馬口から有馬温泉方面発:毎時04、19、34、49
■有馬温泉から有馬口方面着:毎時13、28、43、58
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以上の時刻設定から、主たる乗換えがあると思われる新開地方面からの列車の有馬温泉方面接続は2分、有馬温泉から新開地方面への接続は1分となっており、接続配慮がなされています。
新開地方面の3・4番線のホームは到着としてはほぼ同着設定で、ホーム上で乗り換え間合として1分設定しているような感じです。
対面乗り換えのため、非常に便利と言えましょう。
三田方面から有馬温泉方面への乗り換え状況です。
ホーム端部にある構内通路を使う乗り換えのため、階段段数は少なく、乗り換え距離は多少あるものの2分で概ね乗り換えが完了できる状況にあるようです。
なかなか長閑な雰囲気ですが、これであれば有馬口~有馬温泉間を区間運転設定にしていても利便性は確保できるのかなと思うところです。
以上です!!