2015年4月12日名鉄知立駅工事調査(3) 線路施設確認編
2015年4月12日に名鉄知立駅の工事状況を調査しましたので、複数回に分けて報告します!!
その(3)として線路施設の状況確認です。
以下、コメントです。
仮線化により移設が必要となるため、高架橋構築に支障しない位置から三河線側に切り換えるための路盤を構築しているのが確認できます。
仮線は複線の盛土にて構築しており、スペースの関係からか土留めを連続壁形式にしているのが確認できます。
線形は現行よりも急な下り勾配で知立駅に着くような感じになっていますが、高架化する際の最終線形を踏まえての切換口線形制御の観点のような雰囲気ですね。
近くで見ていないので何となくの感覚ですが、理由が明確にありそうです。
三河線2・3番ホームから名古屋本線の名鉄岐阜方の接続線は構築が完了しており、引上線1線とその先に名古屋本線への接続線(今後切換で名鉄岐阜方面の本線となる)が確認できます。
既に仮4・5番線に繋がる軌道も分岐付近までは敷設が完了していますね。
その先に見える踏切は線路1線分の整備がなされており、豊橋方面線の仮線化が踏まえられていませんが、切換時期の違いにより、上下線が離れた位置でかつ踏切というタイミングがあり、その時期が決して短くないため、このように整備したのかなと考えるところです。
駅から離れると、仮線が既存線に近づいていきますが、現時点では単線で整備されている仮線から名古屋本線の豊橋方面線に接続する短絡線が整備されています(名古屋本線名鉄岐阜方面線とはクロスしている)。
現時点では名古屋本線と三河線は直通運転をしていないので、回送等車両が使用する形かと思いますが、その機能確保の観点で豊橋方面線から三河線への接続が必要なのでしょう。
なぜにこの位置なのかという事ですが、仮線があくまで将来の名古屋本線であり、信号等に関して逆走を想定していないからかなぁと考えるところです。
奥の橋などは複線仕様で整備されており、いずれ豊橋方面線も仮線化されますが、その段階においてもこのあたりに渡りを設置することが想定されているのかなと。
上記部分を更に進むと、仮線は少しずつ既存線に近づいています。
周辺施設との位置関係を考えると、これが用地上決められた仮線線形なんだろうなといったところでしょうか。
更に進むと既存線から約3線分程度離れたところを通る形で仮線が構築されています。
位置的には既存線よりも低く、あくまで周辺地形等を踏まえた整備という感じです。
次の駅である一ツ木駅の手前とも言って良い部分に既存線(名古屋本線名鉄岐阜方面線)との合流部があります。
現時点では名古屋本線が切り換わっておらず、通常の分岐スタイルで切換口という感じはしませんね。
その(4)に続きます!!