2015年7月24日

2015年7月17日南海高野線天下茶屋利用状況調査

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 2015年7月17日に南海高野線天下茶屋にて利用状況調査を1時間しましたので、報告します!!

 以下、コメントです。

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図-1:南海高野線天下茶屋駅利用状況データ

 全体の利用状況を見ると、上位優等である快速急行・急行の利用率が高く、準急と区間急行が同程度、各停も多少低いもののそこまで差は無いという状況です。

 時間帯の関係で上下のボリュームが異なりますが、下りの急行系と準急が等間隔の設定でかつ行き先で使い分けられているのに対して、上りは堺東から2分続行になり、かつ堺東の緩急接続で先発の準急が使われるため、準急の利用が急行系に迫る差はありますね。

 上下のボリュームが異なるのは同時間帯に調査した本線が殆ど上下同等だったのと比べると路線性格上なのかなぁという感じではあります。

 12分サイクルベースを採用しているため運転本数が南海本線より多いものの、それを差し引いても全体的に利用が少ないなぁというのが印象的でした。

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図-2:2000年ダイヤ改正前の日中時ダイヤパターン

 以前から南海本線よりも利用が多いイメージがあり、実際それで本数が幾分多い形で維持されてきました。

 しかし、本日の調査から本数的な整理がされるような印象を受けたのも事実です。

 2000年改定以前の優等系8-6ダイヤを10-5(12分サイクル)ダイヤ(特急除く)にした背景として優等系の利用率の高さに対する是正が図られたと捉えていましたが、以降サイクルを変えないまま急行の区間急行化や運転区間の短縮、各停の運転区間短縮など運転区間での間引きは行われてきました。

 サイクルが変わらないのは利用バランスから本数比は妥当と判断されているのか、泉北高速線との直通の絡みがあるためか、長らく変わってきませんでした。

 そのあたりにメスが入るかどうかというのが今後のポイントかと思いますが、種別ごとにバラツキがある訳ではなく全体的に低い印象から、南海本線に沿った単純なサイクルの延長という形もあるような印象は受けます。

 以前のように泉北準急を別枠ではなく優等枠としてカウントしてサイクルを変えるという形もありますが、中百舌鳥以遠で綺麗な間隔にならず(種別構成で工夫できるかもしれませんが)泉北線内も本数が減るなら等間隔、総て優等で難波直通が望ましいと考えると、それほど変なパターンを採用する感じはしません。

 どうなるのでしょうか?