2015年8月30日京成押上線京成曳舟駅工事調査(4)
2015年8月30日に京成押上線京成曳舟駅の工事状況調査をしましたので、複数回に分けて報告します。
その(4)として下り線施設の外部状況についてです。
下り線の高架施設構築にあたっては、仮線側の施設構築という事で、営業線に対する離隔等施設構築の厳しさが感じられる状況であることは施工段階から感じていました。
高架化はされましたが、外観を見ると仮下り線の直上部分に施設が張り出した感じになっており、ホーム階は高さ故に構築できたが、コンコース階は最終形にできない・・・そんな感じですね。
仮下り線の押上方を見ると、エスカレーターを構築する部分の鉄骨が線路側に張り出しており、エスカレーターを2基設置したいところ1基しか設置できなかった理由が分かります。
仮下りホームの押上方改札付近の状況です。
高架ホームで言うところの真ん中から八広方の範囲になりますね。
最もホーム幅が広い範囲となり、高架橋が外側に膨らむ範囲ですが、それがギリギリ構築できている状況が分かります。
とは言え営業線直上のためコンコース階については本設の外装構築が出来なかったようで、
仮フェンスの設置にとどまっています。
これらの仕上げは仮下り線側の撤去後に施工していく事になりましょう。
ホーム階の外装は完成していますが、その仕上げに活用したと思われる足場支持材のような鉄骨やらが張り出したままなのが独特な雰囲気です。
コンコース階は高架橋構築範囲以上の仕上げが出来ないため、その部分は仮設状態のままです。
これらの構築は前述の通り今後になります。
仮下りホームの八広方は高架ホームの位置からは外れているため、スペース的な制約はなく、高架橋部分も出来上がっていますね。
いずれ施設撤去が行われましょうが、押上方の今後の施工が必要な範囲から撤去を進めていく形になりそうで、こちらは後回しになりそうかな?
明治通りの踏切は撤去され、解消されました。
軌道の撤去は少しずつ進められていくものと思います。
まだまだ施工は残っていますが、高架化の最大の目的が達成された事は感慨深いところです!!
その(5)に続きます。