2015年12月 1日

2015年12月1日南海天下茶屋駅朝ラッシュ時混雑調査

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 2015年12月1日に南海天下茶屋駅にて本線および高野線の朝ラッシュ時混雑状況を調査しましたので、報告します。

 以下、データおよびコメントです。

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図-1:高野線データ

 <高野線の混雑状況について>

 グラフで分かるとおり急行の利用率が最も高く、区間急行、準急という順になっています。

 優等に対して各駅停車の利用率が低く、本数設定で分かるとおり優等主体のダイヤパターンであることが納得できる状況です。

 ピーク時間帯は約10分間に優等3本と各駅停車が1本設定されているのが基本パターンで、優等3本のうち1本が泉北線からの直通系統になります。

 泉北線からの直通系統は優等3本続行の1本目になっており、堺東で各駅停車の接続を受ける形になりますが、その上で3本続行の利用率が概ね似たような状況になっている事から、混雑状況を踏まえた順番になっているのかなと思う所です。

 難波駅の構造から前寄り車両が混むイメージを持っていましたが、実際には天下茶屋や新今宮を含めてのバランスとなるようで、3~6両目の利用率が幾分高い感じでした。

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図-2:本線データ

 <本線の混雑状況について>

 グラフで分かるとおり、最混雑は特急サザンの一般車で、次いで空港急行、急行、準急の順になっています。

 高野線と同様に普通の利用率は優等と比べて低いものの、編成両数が短いこともあり高野線ほどの混雑率差ではなく、本数比率もそれに沿った設定という感じですね。

 最混雑時間帯に空港急行と急行の続行があり、その前後は単独もしくは続行でも特急サザンだったり準急だったりと利用に沿った設定がなされているのが分かります。

 編成中の混雑傾向としては、空港急行が編成全体で満遍なく利用率が高いものの、他の種別を見た感じ高野線と同様に編成地中央付近の車両が高めのようで、サザンの一般車の後部が混むところもその傾向によるものかと思います。

 サザンの混雑率の高さが気になりますが、編成の構造上仕方ないところかと思いますので、全体的に見ると妥当な状況なのかなぁと思う所です。

 以上です!!