2016年1月13日東急東横線代官山駅工事調査
2016年1月13日に東急東横線代官山駅の工事状況を調査しましたので報告します。
代官山駅は可動式ホーム柵の設置工事を追い、その後仕上げまで確認したので調査対象から外したのですが、昼に上り列車で移動中に仮囲いが見えたので?と思い、帰りに下車して確認してみました。
まぁいつもの行動パターンですが、仮設物を見ると気になって仕方が無いという・・・(笑)。
下車して確認したところ色々収穫がありました。
下りホーム起点方に設けられた異常時対応設備範囲に仮設足場を構築しているのが分かります。
異常時対応設備の歩行面部分は一部取り外しがなされ、何かしらの改修があることが伺えました。
下車して側道部分がどうなっているか確認すると、境界から道路側には手をつけず(ガードレール維持)鉄道用地側に仮フェンスを設置していました。
それほど大々的にやる工事ではないのでしょうかね?
工事予定のお知らせを確認です。
作業種別欄に「既設通路撤去工事」「既設側壁撤去工事」「電気・軌道工事」といった工種が並びます。
「既設通路撤去工事は」軌道内の既設通路を人力で撤去後線路側に工事用の柵を設置といった表現なので、現行やっている準備工のことを示しているものと思われ、主体作業は「既設側壁撤去工事」となりましょうか。
具体的には既設側壁を人力および機械により撤去する工事を行うとあるので、防護無く側壁を撤去できる範囲の撤去を行うということでしょう。
擁壁としての土留構造部分は防護工無くして手は入れられないでしょうから、地下化工事の改修の関係の最後の仕上げ部分に手を入れるという形でしょうか。
すなわち、側壁撤去規模はさして大きくないことが想定されます。
図面を見ると改良範囲がありますが、ハッチングの幅の表現から現行ホームの起点方端部程度の幅を整備するような形になっています。
工事範囲なので完成構造物とイーブンではないと思いますが、まぁイメージはそう間違っていない筈です。
ん~、まだ概要がよく分からない・・・ということでもう少し徘徊してみました。
沿道掲示板になにやら工事案内のような掲示が!!
内容はずばりなものでした。
タイトルからしてホーム工事という表現で、内容も「異常時用の通路を乗降できるホームに改修する」とあります。
今までの東横線の異常時対応設備整備の案内は一貫して「ホーム」といった表現はしていなかったので、これはホーム10両化ということなのでしょう。
一度居常時対応設備で整備したものを再改修する理由がいささか謎ですが、可動式ホーム整備施策が進捗した結果、可動式ホーム柵があればホーム幅員が無くても安全が確保できる見込みがたったという事なのでしょうか。
東京メトロ・東武・西武との直通により代官山の観光地としての位置づけが重要視されたのか、とかそういう事を考えますが、土木屋としては工事の履歴が幾分ひっかかる感じで、異常時対応設備の環境面で他駅より厳しい状況から改修の必要が生じたといった面もあったのかなと穿った見方もしてしまう感じです。
いずれにしても改修がなされるという事で、定期的に確認をしていきたいと思います!!