東武東上線2016年3月26日ダイヤ改正について!!
この時期はクソ忙しいのですが、春のダイヤ改正の情報が出てくるタイミングでもあり、その情報を確認することが癒しにもなっています。
で、本題ですが、今日は東武東上線の3月26日ダイヤ改正について考えてみたいと思います。
今回の改正要旨は以下の通りです。
<ダイヤ改正要旨>
・平日朝通勤時間帯に上りTJライナーを2本新設
・平日・土休日の下りTJライナーを各3本増発
・東京メトロ副都心線直通の急行列車を運転(土休日朝夕は快速急行を運転)
・日中時間帯の準急の運転区間を延長(川越市~森林公園間)
・早朝深夜帯の列車拡充
・平日朝ラッシュ時の通勤急行の準急化
以下、それぞれの項目についてコメントしたいと思います。
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・「平日朝通勤時間帯に上りTJライナーを2本新設」について
昨年12月の改正で京急にモーニング・ライナーが新設されましたが、同じ流れでラッシュピーク前後に1本ずつ新設される事となりました。
運行区間は森林公園~池袋間で停車駅は森林公園、東松山、坂戸、川越市、ふじみ野、池袋とのこと。
ふじみ野までの各駅は乗車のみ可能で下車できるのは池袋のみというのが特徴的です。
料金は410円と夕方以降の下り310円より高いですが、需要等を踏まえての設定という感じでしょうか。
乗車車両の割り当てを見ると、坂戸と川越が4両ずつで、その他の駅で2両と偏りがありますが、乗車が多くかつ始発列車が狙いにくい区間にターゲットを絞ったようですね。
池袋着の時刻は1本目が7:05、2本目が9:11となっており、京急の例に従うと1本目のほうが人気になりそうでしょうか。
どのような利用状況になるか興味津々です。
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・「平日・土休日の下りTJライナーを各3本増発」について
平日の増発は22:30、23:30、0:00の3本となっており、深夜帯の拡充ということになります。
元々設定されていた22:50の時刻を23:00とすることで分かりやすい発車時間になったのは良い感じですね。
土休日については17:30、20:30、21:00の3本で、夕方の利用ピークの前後時間帯の拡充となりましょうか。
土休日についても綺麗な30分間隔の発車となりました。
TJライナーについては臨時便設定など好調で走らせられるなら設定をという雰囲気を感じていたので、ここまで拡充されると定着したといって良いかなと思います。
あの池袋の構造でよくこなしてるなぁと感心しちゃいますよね!!
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・「東京メトロ副都心線直通の急行列車を運転(土休日朝夕は快速急行を運転)」について
ついに副都心線直通の列車が東武東上線内で優等運転することとなりました。
東武東上線内が各駅停車でも本町・中華街行だとそこそこ利用率が高いこともあり、一定の利用が見込める状況はあったと思いますが、ついに舵をきったかというのが率直な印象です。
列車設定自体はソースの記載や時刻設定から池袋発急行のリソースを和光市で交換するような形になりそうですが、池袋発急行のリソースは東武としては大事にしたいところじゃなかったのかなぁとは感じるところ。
ダイヤ的な調整が困難なため、設定するとしたらこうするしかないのかなぁとは思いますが、そのあたりは明日コメントしたいと思います。
快速急行の直通については運転時間が土休日の朝下りと夕方の上りと狙いが明確でして、東武としてはアピールしたいところでしょうが、こちらは前述の急行と違って「Fライナー」という愛称が付かないのですね。
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・「日中時間帯の準急の運転区間を延長(川越市~森林公園間)」について
日中時の準急が川越市で快速と緩急接続した上で森林公園まで走る事となりました。
川越市~森林公園間の単純増発であり、ずいぶんと大盤振る舞いな設定だなぁというのが率直な感想です。
穿った見方をすれば、副都心線直通急行に池袋系統急行のスジを譲るしかなく、池袋口の利便性を確保するためには快速の利便性を高めなければならないため、快速+準急で従来の急行の機能を確保するという感じなのかもしれません。
ソースに示された時刻を見るだけでも川越市以遠の列車運転間隔にバラつきが出そうですかが、おそらく利用状況から見て本数設定が多めになる形なのでバラつきで変に混む状況は発生しないということかと考えます。
言葉は悪いですが制約の中求める機能を求めた結果のパターンという感じなのかなぁと思ったりです。
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・「早朝深夜帯の列車拡充」について
深夜帯に関して、ついに森林公園行準急の最終が23:48から0:02になります。
TJライナーに0:00発が設定されるため、その効果を高める意味でも直後の準急(現行0:00発)を川越市ではなくTJライナーと同じ区間の森林公園まで走らせようということなのでしょうね。
1980年代後半に最終森林公園行が準急化され37分発から45分発と繰り下がり、48分発となってから維持されてきた形ですが、感慨深いところです。
早朝の準急設定による時刻繰上げも新幹線・飛行機利用のためとありますが、最近のトレンドと言えますね。
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・「平日朝ラッシュ時の通勤急行の準急化」について
ついにこの時が来たかというのが率直な印象です。
最近の混雑率低下に伴い、速達化にシフトしつつある朝ラッシュ時のダイヤだったので、急行が少しずつ増発されてきたなかで通勤急行の意味合いは薄れてきたのかなと感じていた所でした。
唯一速達する区間が志木~和光市間でしたが、副都心線開業後この区間の輸送構造が変わってしまった事もあって、平行ダイヤのほうが手堅く行けるという感じになっていたことも背景にあったかと。
準急化により多少所要時間が延びるものの、ソースにもあるとおり朝霞台、朝霞からの利便性向上を図ることが今の状況から見て得策だったんだろうなぁとは感じた次第です。
明日はちょっくらダイヤ想定をしてみたいと思います!!