2016年9月16日

2016年9月16日京王線ダイヤ改正を考える!!

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 本日2016年9月16日に京王線でダイヤ改正が行われました。

 改正要旨としては、以下4項目になります。

 1)平日ダイヤの早朝時間帯における笹塚以西からの都営新宿線直通列車の時刻繰上げ
 2)平日ダイヤの夕方時間帯の高尾山口発優等運転の繰り下げ
 3)平日ダイヤの新線新宿発17:30以降の優等列車を10両で運転
 4)井の頭線平日ダイヤの9:00~9:30渋谷着の急行設定

 基本的なダイヤ構成は変わっておらず、準特急の笹塚、千歳烏山停車、区間急行の仙川停車は概ね良い形で機能したのだと感じています。

 以上の内容についてコメントしておきます!!

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 1)平日ダイヤの早朝時間帯における笹塚以西からの都営新宿線直通列車の時刻繰上げについて

 従来は橋本発6:07発の区間急行が都営新宿線直通の1本目でした。

 厳密に言うと遠距離区間初発の列車において、という事で、その前に桜上水発が2本あるのです。

 この桜上水発2本(笹塚発基準6:31、6:42)のスジを笹塚で接続する区間急行新宿行の置き換えにしたというのが改正ロジックです。

 ダイヤの都合もあってか、まったくの同時刻という訳ではなく笹塚発基準で6:32、6:49という構成になっています。

 接続する列車も1本は桜上水発ですが、もう1本は高幡不動発なので、ダイヤ上完全な置き換えではありませんが、桜上水発新宿行自体は2本新設されているので、出区運用的な部分は変わらないのかと思います。

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 2)平日ダイヤの夕方時間帯の高尾山口発優等運転の繰り下げについて

 従来のダイヤでは日中時間帯は特急が高尾山口系統、準特急が京王八王子系統になっていますが、高尾山口基準で16時半頃から夕方ダイヤにチェンジする形となり特急も準特急も京王八王子発になるため、高尾山口からは各駅停車しか利用できない形でした。

 北野で必ず接続するパターンなので決して不便という訳ではないのでしょうが、プレスの記載から見て下山客が多く、それが京王八王子発のリソースを割り振っても良い状況だったという事なのかと思います。

 単純に特急の運行時間帯を延ばしたのではなく、特急を2連続で設定して配列を逆にした上で、京王八王子発の準特急スジを高尾山口発に4本シフトさせる形を取りました。

 準特急である理由として高尾線内の利用も増えてくる時間帯であるため、高尾線内各駅停車の準特急が適切であったという事なのかと思います。

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 3)平日ダイヤの新線新宿発17:30以降の優等列車を10両で運転について

 これは都営線の10両編成が増えたことが関係しているのでしょうかね。

 決して混雑が厳しい訳ではない新線系統ですが、10両になるに越したことは無いです。

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 4)井の頭線平日ダイヤの9:00~9:30渋谷着の急行設定について

 具体的には吉祥寺8:48発~渋谷9:11着の1本が増発されました。

 以下にダイヤ比較を示します!!

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図:新旧ダイヤ比較(朝ラッシュ時上り)

 プレスでは急行の増発のみ言及していますが、ラッシュ時全体を見ると、8時頃に吉祥寺発の率を高めている時間帯があるのが確認できます。

 それ以降は吉祥寺発と富士見が丘発のスジが入れ替わるような形でピーク後半に進み、そのズレを活かしたまま新設の急行が8:48で設定されている感じですね。

 急行新設時間帯の直前は多少各駅停車の運転間隔を詰めた部分も見受けられ、配慮した中で新設した印象を受けます。

 ピークを過ぎて優等を運転できる状況になっているので、各駅停車を必要数設定した上で速達化を図ったというのが今回の改正内容になるのかと思います。

 以上です!!