2016年11月24日

JRバス白棚線に乗ってみた♪♪

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 先日の続きになりますが、福島交通に乗ったあと郡山に出て、水郡線で磐城棚倉まで行き、そこからJRバス白棚線に乗ってみました。

 バスは制覇対象外なのですが、この路線BRTに先駆けてバス専用道があるということで体験してみたかったのです。

 実に味わい深い仕組み・路線状況でしたので、以下報告です!!

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写真-1:磐城棚倉から白棚線バスに乗る!!

 白棚鉄道という国鉄ではなかった路線が第二次大戦直前に経営難で何とか国鉄により買収されるも、そうした背景ということもあり早急に不要不急線として休止されてしまいます。

 その線路敷を専用道路に転換してバス路線として運行することになり現在に至るというのがざっくりとした歴史です。

 当時の段階で専用道路に転換するという判断がなされたのが凄い話ではありますが、結果として特殊な運行形態が維持されているのはちょっと萌えます。

 バス転換時は大半が専用道路だったようですが、平行道路の整備や災害影響での専用道廃止などがあり、一般道を走る比率は高くなっている模様。

 専用道は専用道たる強みはありますが、維持管理の観点で考えると地方路線としては厳しいところもあるのかと感じるところです。

 結果として現在では磐城棚倉側から「三森~表郷庁舎前間」と「磐城金山~関辺間」の2区間のみが専用道になっています。

 以上、概要を抑えたところで実際に乗ってみましょう!!

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写真-2:専用道に侵入!!

 磐城棚倉からしばらく一般道を進んでいましたが、途中で分岐する道路に進んでいきます。

 あぁ、ここが専用道なのか?と気づくも、BRTのように一般車が入れない仕組みがある訳でもなく、標識が立っているだけです。

 道路面部分にラインが引かれていないので、特殊な雰囲気の分岐部ですね。

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写真-3:専用道を進む!!

 専用道を進んでいきます。

 もともと鉄道敷地でしたので線形は直線が主体ではありますが、この写真でも分かるとおり舗装状態があまり良くありません。

 何ていうか、タイヤが通る部分が磨り減っているので、舗装面に段差が出来てしまっており、それを踏まえて通行位置を運転手さんが配慮して運行していますが、やはり振動というか揺れがあるのが正直な感想です。

 そのため速度はある程度に抑えて乗り心地に配慮しているようでもあり、却って一般道のほうが快適?と思えたりです。

 一般道との交差は専用道内に何箇所もありますが、この写真のとおり単純な交差となっており、交通量の少なさで成り立つ仕組みという印象です。

 ちなみに舗装状況で分かるとおり交差部は専用道側が維持管理するゾーンで、基本的に専用道が優先の運用になっています。

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写真-4:専用道部のバス停状況

 梁森バス停の状況です。

 一般のバス停留所にありがちな案内板に加えて待合室が設置されています。

 方向別に用意されているなど鉄道の駅的な施設配置と言えましょうか。

 基本単線なのですが、バス停付近を中心に行き違いが出来る部分が設けられており、それらの位置でバスの行き違いが行われています。

 専用道の存在もあって運行は鉄道に似た時間管理の元で行えているようで、バスの時刻表を見ながら乗っていたのですが、一般道がある割には時間通りの運行だなぁと感じた次第です。

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写真-5:専用道から一般道へ!!

 専用道から一般道に侵入する部分の状況です。

 専用道の脇の小道感がなんとも言えない感じですかね?

 このような形で専用道2区間をこなして白河まで約1時間弱の運行となっています。

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 運行ダイヤを確認すると、朝間時3~4本、その他時間帯は概ね毎時1本で夕方は多少増発がある形で、スタイル的には通学主体の運行といって言いかと思います。

 専用道があるためなのか、それとも一定の利用があるためか本数は比較的多めになっており、新幹線接続も意識しているのか日中時は1時間サイクルで利用しやすくなっています。

 以前はさまざまな運行パターンがあったようですが、2000年代後半に大方整理されて、現在では磐城棚倉のちょっと先、祖父岡から白河のちょっと先旭町二丁目まで運行区間はあるものの、朝夕を除いては磐城棚倉~白河間が主体になっています。

 そうした部分便のあり方が今後変わる可能性は通学状況によりそうですが、当面は現行の形で運行されるのかなと思います。

 いい体験となりました!!