とさでん交通単線区間調査
2017年3月4日にとさ電交通に乗りました。
そのうち伊野方単線区間がなかなか興味深かったので、報告したいと思います!!
はりまや橋の時刻表を見ると伊野方の日中時は21分サイクルに伊野行1本、鏡川橋行3本の設定で、鏡川橋で一気に本数が1/4になってしまうのと、21分という中途半端な運転サイクルが気になっていたのでした。
その答えは施設にありました。
以下コメントです。
伊野駅付近は併用区間というより、一般道路の中に軌道があるという雰囲気の交通量が少ない場所ならではといった感じであります。
駅自体は1面1線構造ですが、行き違いができる配線があるものの使用状況はよく分かりませんでした。
しばらくすると、道路と切り離された位置を進んでいく形になります。
舗装はされておらず、一般的な軌道構造がむき出しになっていますが、左右に道路構造があり横断する部分は舗装があるなど、元々は併用軌道構造だったのかなと思わせる感じですね。
しばらく似たような区間が続いていきます。
進んでも進んでも単線区間なので、これでダイヤが成立するのか心配したくらいでした。
10分ほど走ったところで行き違い場所が現れました。
電停ではなく信号場のようで、やけに行き違い区間が長めだなぁと思ったら、行き違いの車両がずれて停車し、なんとタブレット交換をするではありませんか!!
ここでタブレット式の運行形態であることを知ります。
もう殆ど残っていない方式ではないでしょうか??
この単線区間ですが、いわゆるチンチン電車的なものが走るにしては郊外だなぁというのが乗車しての感想です。
しかもJR線とほぼ同じ区間を走っている訳で、よく維持できているなぁというのが率直な見解ですかね。
ここで21分間隔の妥当性と、その運行規模から施設状態があるという事だと捉えた次第です。
朝倉は列車本数設定が増えるポイントですが、ここも行き違い設定になっており、ここから複線になる鏡川橋のちょうど中間に行き違いの信号場があるという寸法です。
ダイヤと施設の一致が分かりやすくて感動してしまいました!!
鏡川橋までの単線区間ですが、雰囲気がそもそも市内電車ではありませんでしたね。
なかなか情緒がある区間なので、個人的には大好きな景色でありました。
本数設定的に今後が心配なところですが、21分間隔のなかで集客はちゃんとなされているようでしたし、今後も維持されると良いなと思った次第です。
以上です!!