2007年2月12日

つくばエクスプレス2006年12月改正の分析

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 今日こそは家族サービスと思っていましたが、オイラが残業三昧だったためか相方が「無理しなくて良いよ」と言うので気合いが空回り。出かける気が無くなったので寝て曜日を決め込んでしまいました。

 夕方になって相方が「どこも出かけないの」みたいな事を言うもんだから、「アンタがオイラの出かける気を削いだんじゃないかい」と言おうかと思ったけど、冷静に「出かけないよ」と。まったく言うことがコロコロ変わる人だと困るよ・・・

 こう言われる気がしたから、出かけようと思ったんだけどねぇ・・・

 まだまだ経験が足りませんでした。

 さて、そんな訳で時間が出来たので、かなり遅くなってしまったけど、守谷~北千住間の主要駅の調査結果を纏めてみました。

 以下のグラフは守谷(発)、流山おおたかの森(発)、南流山(発)、北千住(着)の快速、区間快速、普通の混雑率推移を示したものです。点線は旧ダイヤ時の北千住(着)データからダイヤ変更となった流山おおたかの森~北千住間の混雑推移を想定してプロットしたものです。

 同じ日に調査した訳ではないので、状況を正確に示しているものではありません。南流山は年末、流山おおたかの森は他の駅の調査に比べて約1ヶ月遅れての調査であることはご了承ください。

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図:流山おおたかの森駅ダイヤ改正前後の混雑率比較グラフ(クリックで拡大します!!)

 さて、分析してみます!!

 ぱっと見て分かりますが、南流山における優等減少分がそのまま普通の利用率になっています。本数が同じで、前列車間隔がほぼ同じなので、快速の減少と区間快速の減少がほぼ同等なのだと考えます。

 八潮における待避が無くなり、普通が先着することによる普通へのシフトが図られたという事が分かります。

 次に南流山~北千住間の区間快速と普通の混雑の上昇の仕方が変わっていますね。旧ダイヤでは八潮において緩急接続をしていたため、区間快速が北千住(着)段階で快速以上の混雑率になっていましたが、緩急接続が無くなり、普通が北千住まで先着するようになったため、区間快速の混雑率はかなり緩和されました。

 最大混雑率で見ると、試算で恐縮ですが約170%(区間快速)が160%(快速)になっていますから、ダイヤ改正の狙いは一定の効果を挙げたと言えましょう。

 ただ、速達がウリの快速が徐行するようになってしまった事が残念であるという意見が多く、これについてはオイラも同意しますが、混雑均等化を図るためにはやむを得ないのかな?とも思います。

 今回、各主要駅で調査をした結果以下のことが分かりました。

1.快速は守谷、流山おおたかの森、南流山でかなりの集客をする
2.区間快速は快速と同様の傾向であるが、前列車間隔が快速より少ない分だけ混まない。三郷中央と八潮は前列車間隔が無いためさほど集客しない。
3.普通は着席需要で座席が埋まった後は先着区間で集客する。

 これらの傾向を踏まえ、快速が八潮追い越ししても混まないようにして、かつ旧ダイヤにおける最大混雑の区間快速を混まないようにする方法を考えてみました。

<快速が混まないようにするには?>

 快速は守谷、流山おおたかの森、南流山で集客して混むわけで、前列車間隔を短くする以外に混雑集中を緩和させることは出来ないでしょう。快速自体の混雑率を緩和させられれば、普通を八潮で追い越す事による集中があっても、旧ダイヤ時と同等程度には出来るのではないでしょうか。

<区間快速が混まないようにするには?>

 これは現行ダイヤが示しています。八潮で追い越さなければ混まないという事です。区間快速は流山おおたかの森と南流山の集客が快速より少ないため、かりにこの集客を高めたとしても八潮で追い越さない限りは旧ダイヤの状況ほどにはならないでしょう。

<で、結局どうすれば良いの?>

 以上の分析から、イメージとしては、快速は八潮で追い越し、区間快速は八潮で追い越さないパターンが望ましいと考えますが、そうすると普通の列車間隔がイビツになってしまいます。旧ダイヤが6、9分間隔であったとはいえ、だんだんと利用率が高くなっていますから、何のフォローも無く6、9分間隔に戻すのは厳しいのではないでしょうか?

 そこで、優等の混雑を緩和させ、普通を助ける列車を設定するこそがダイヤ改善の芽になるとオイラは考えます。

 で、具体的なダイヤ案の提示となるわけですが、ここで出せないのが格好悪いところ・・・

 概ねパターンは固まったので、もう少しお時間頂けますか?

 すみませ~んっ・・・・