いわゆるミニコースター系の部類ですが、怖さを全く求めない幼児向けコースターではなく、適度な怖さを備えたコースターという捉え方になるのでしょう。

　マウス系の怖さは線路にカントが無いＵ型カーブで、遠心力で身体が揺さぶられる所にあると思うので、その観点での楽しさがどうか？というのがポイントになると思います。

写真－１：乗り物状況

　こんな感じの乗り物です。シートベルトは車のシートベルトみたいなもので、落下防止の気休めみたいな感じではありますが、締めればちゃんと固定されます。

写真－２：コースの状況

　コースはこんな感じで、Ｕターン、Ｌターンがちりばめられ、少しずつ下っていくコースレイアウトです。

　思ったより高くまで上がるため、そのままターンをすると速度が高いままのターンとなってしまうところ、ターン線形に幾分カントをつけて、更にターン前に下り勾配→上り勾配区間を設けて、ターン前のスピードが適切になるようにしているようです。

　その調整がうまく設定されており、従来のマウス系のＵターンよりも身体への負担は少なかったように感じます。

　とはいえ、アップダウンとターンの連続なので、それなりに身体にきますけどね(苦笑)。まぁ、距離が短いから適度で良いんじゃないかと思いましたけど・・・

写真－３：大人が乗るとこんな感じ(笑)

　相方が撮影したオイラです。ちょっと興奮しているでしょ？(笑)

　線路状態はややくたびれた感じで、振動がそれなりに有り、酷評すれば幾らでも出来そうな感じではありますが、このロケーションからすると、それが趣なんだというふうにも受け取れます。

　線形と加速のバランスは良く、他のお子さまの乗車状況を見ると楽しんでいるようであり、伊豆バイオパークのニーズからすると、程良いコースターなのではないでしょうか。

　一つ素晴らしい点として、フィニッシュの速度が落ちたところで家族が撮影出来るように、撮影用の台が配置されています（３枚目の写真はその台からの撮影）。

　最近の流行の乗り撮りフォトって奴を、コストをかけずに工夫で達成しているんですな。

　今時だれでもデジカメで気軽に撮影できますから、ちょっとした工夫で旅の思い出が良い形で残せるという良い見本だと思います。